真言宗法度とは? わかりやすく解説

真言宗法度

(真言宗諸法度 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/08 21:30 UTC 版)

真言宗法度(しんごんしゅうはっと)とは、徳川家康江戸幕府)によって慶長6年(1601年)から元和元年(1615年)にかけて真言宗及びこれに属する諸寺院に対して出された一連の法令のこと。元和元年7月24日(1615年9月16日)にそれらが集成されて真言宗諸法度(しんごんしゅうしょはっと)として改めて出され、寺社法度を構成する1法令とされた。

概要

大きく分けて、金剛峯寺東寺醍醐寺石山寺などの主要寺院に対して個別に出された法度と真言宗古義新義真言宗の真言宗系の各宗派に出された法度があった。元和元年の真言宗諸法度はこれらを整理して10ヶ条にまとめたものである。真言宗諸法度は、

  • 真言宗の僧侶は教学と修行の両方に熟達すべきこと
  • 戒律の強化
  • 本寺の権限強化
  • 法席の師は20年以上の学問と3年以上の住山実績を要すること
  • 法論の席で自己の師を批判してはならない
  • 紫衣の着用には勅許を必要とすること

などが、定められ、僧兵などの活動を禁じて、修行に専念させることを目的とした。

参考文献






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

真言宗法度のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



真言宗法度のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの真言宗法度 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS