田地古墳とは? わかりやすく解説

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田地古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/29 22:34 UTC 版)

田地古墳
所在地 石川県白山市田地町
位置 北緯36度29分24秒 東経136度34分43秒 / 北緯36.49000度 東経136.57861度 / 36.49000; 136.57861
形状 不詳
規模 不詳
出土品 須恵器、刀子など
築造時期 7世紀初頭
被葬者 不明
史跡 1971年昭和46年)松任市指定
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田地古墳(たちこふん)とは、石川県白山市(旧松任市)田地町にある古墳である。白山市の史跡に指定されている。

概要

手取川扇状地の中央に位置する。田地集落の西側。

道路の側溝工事の際に偶然石室を発見、1970年に発掘調査を実施。 その後古墳は埋め戻され、旧松任市の史跡に指定される。また出土遺物も市の文化財に指定される。

現在、古墳の場所には石碑と案内板がたつ。

墳丘

規模・墳形ともに不明。明治中ごろの耕地整理で墳丘が失われた。

埋葬施設

横穴式石室。河原石積みの無袖構造。

石室の全長7.25メートル、玄室長4.91メートル、羨道長2.29メートル、奥壁幅1.0メートル、残存高さ0.51メートルを測る。

奥壁は水平に並ぶ2つの大型の石で形作るが、上部は失われて不詳。側壁は河原石が2~3段残存するが、やはり上部は失われ不詳。

排水施設らしきものの検出なし。

玄室床面にのみ小砂利の敷石が確認。

副葬品

  • 須恵器:坏蓋9個、坏身9個、はそう1個、高坏1個、平瓶1個
  • 金属製品:鉄製刀子2個、鉄鏃茎1個、銀環2個

築造年代

7世紀初頭。須恵器の編年(森編年のⅢ期末)による。

交通アクセス

参考文献

金山顕光・田嶋明人・高瀬 澄・小嶋芳孝「松任市田地古墳緊急調査報告」『石川考古学研究会々誌 第14号』(1971年)

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