王質 (北魏)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 王質 (北魏)の意味・解説 

王質 (北魏)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/25 07:32 UTC 版)

王 質(おう しつ、生没年不詳)は、北魏宦官は紹奴。本貫高陽郡易県

経歴

生家が事件に連座して、王質は幼くして蠶室で去勢された。読書し、学問に優れて、中曹吏・内典監となった。次いで秘書中散に転じ、寧朔将軍の号を加えられ、永昌子の爵位を受け、監御を兼ねた。侍御給事に転じ、さらに選部・監御の二曹事をつとめた。また特別に前将軍の号を加えられ、爵位を魏昌侯に進めた。選部尚書に転じ、員外散騎常侍の位を加えられた。

後に鎮遠将軍・瀛州刺史として出向した。州に在任した10年のあいだに、不正の摘発を進め、重い刑罰を多用して、「威酷」と号された。孝文帝は王質の忠勤を高く評価して、馮誕の死去、馮皇后の廃位、陸叡穆泰らの反乱などの政局事件があるたびに、王質に璽書を与えて、信任を示した。王質は入朝して大長秋卿となり、ほどなく死去した。

伝記資料

  • 魏書』巻94 列伝第82
  • 北史』巻92 列伝第80



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「王質 (北魏)」の関連用語

王質 (北魏)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



王質 (北魏)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの王質 (北魏) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS