犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼とは? わかりやすく解説

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犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 22:29 UTC 版)

犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼
To All a Goodnight
監督 デヴィッド・ヘス英語版
脚本 Alex Rebar
製作 Sandy Cobe
Jay Rasumny
出演者 ジェニファー・ラニヨン英語版
Forrest Swanson
Linda Gentile
William Lauer
音楽 Richard Tufo
撮影 Bil Godsey
編集 William J. Waters
製作会社 Four Features Partners
Intercontinental Releasing Corporation (IRC)
配給 Intercontinental Releasing Corporation (IRC)
公開 1980年1月30日
上映時間 87分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
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犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼』(おかされたおじょうさま/じょしりょうをおそうせいやのさつじんき、原題:To All a Goodnight)は、1980年公開のアメリカスラッシャー映画

デヴィッド・ヘス英語版が監督を務め、ジェニファー・ラニヨン英語版やForrest Swansonが出演した。クリスマスパーティーの最中に、サンタクロースに扮したサイコパスによって、お嬢様学校の女子学生たちとそのボーイフレンドが次々と殺されていく。

あらすじ

キャスト

  • ナンシー - ジェニファー・ラニヨン英語版
  • アレックス - Forrest Swanson
  • メロディ - Linda Gentile
  • T・J - William Lauer
  • レイア - Judith Bridges
  • ルース・ジェンセン - Kiva Lawrence(Katherine Herrington名義)
  • Ralph Cramer - Buck West
  • ポランスキー - Sam Shamshak
  • Trisha - Angela Bath
  • サム - Denise Stearns
  • トム - Solomon Trager
  • ブレイク - Jeff Butts
  • Pilot - ハリー・リームス(Dan Stryker名義)

公開

1980年1月30日に、Intercontinental Releasing Corporation (IRC)によりアメリカで限定上映された。その後、アメリカでは、1983年にメディア・ホーム・エンターテイメント英語版社からVHS化された。ただし、映画の照明が悪いため、VHSの画質では見にくいシーンが多かった。

後に、現在の権利者であるMGMのライセンス許諾を受けたScorpion Releasing社が、2014年10月21日に初めてDVD版とBlu-ray版を発売した[1]。それらには、特典として、女優のジェニファー・ラニオンとKatherine Herrington、共同プロデューサー兼脚本家のAlex Rebarのインタビューとオリジナルの劇場予告編を収録されている。

批判的評価

この映画は、批評家からは不評であった。

AllMovieのEleanor Mannikkaは「見劣りする、陳腐なスラッシャー映画」と評した[2]

映画学者のAdam Rockoffは、著書『Going to Pieces: The Rise and Fall of the Slasher Film, 1978-1986』の中で、この映画について「落ち着いた照明」やクリスマスの飾りをつけたセットなど、ボブ・クラークの『暗闇にベルが鳴る』(1974年)の要素を「拝借」していると指摘しただけでなく、結末におけるどんでん返しは非効果的だと思うと言及していた[3]

HorrorTalk.comでは、この映画について否定的にレビューして、「『To All a Good Night』は、怖い映画でもなければ、本当に満足できる映画でもない。一方で、サブジャンルのルールを確立したという評判もあるほどの、つかみどころのないタイトルである。また、ヘスとその仲間たちが、その後数十年にわたって続く数多くのスラッシャー映画製作者たちを幸運にもリードしたことは事実である。ただし、残念ながら、これらの後継者の多くは、より上手く素材を扱い、多く者にとっては明白な理由でもって本作を追い抜いてしまった」と評価した[4]

『Hysteria Lives!』は本作に2つ星/5つ星をつけ、「この映画は、全くもって、もし80年代前半にシュルレアリスム派がいたら、きっとこんな映画を作ったに違いないと思わせる類の、混乱を招き、意味不明で、退屈でびっくりするほど奇妙なスラッシャー映画である」と言及した[5]

DVD TalkのIan Janeは、この映画を「楽しい演技(といくつかの悪い演技!)とまともなひねりのある低予算ホラー映画でなかなか面白い」と評価した[6]

脚注

  1. ^ To All a Goodnight Blu-ray”. Blu-ray.com. December 17, 2017閲覧。
  2. ^ Mannikka, Eleanor. “To All a Goodnight (1980) - Trailers, Reviews, Synopsis, Showtimes and Cast - AllMovie”. AllMovie. August 18, 2012閲覧。
  3. ^ Rockoff, Adam (2016). Going to Pieces: The Rise and Fall of the Slasher Film, 1978–1986. McFarland. pp. 98–99. ISBN 978-0-786-49192-6 
  4. ^ To All a Good Night”. HorrorTalk.com. ZigZag. 7 July 2018閲覧。
  5. ^ TO ALL A GOOD NIGHT”. Hysteria Lives.co.uk. Hysteria Lives!. 7 July 2018閲覧。
  6. ^ To All a Goodnight (Blu-ray): DVD Talk Review of the Blu-ray”. DVD Talk.com. Ian Jane. 7 July 2018閲覧。

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