正法寺_(佐渡市)とは? わかりやすく解説

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正法寺 (佐渡市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/09 13:32 UTC 版)

正法寺

本堂
所在地 新潟県佐渡市泉甲504番地
位置 北緯38度00分48.0秒 東経138度20分44.1秒 / 北緯38.013333度 東経138.345583度 / 38.013333; 138.345583座標: 北緯38度00分48.0秒 東経138度20分44.1秒 / 北緯38.013333度 東経138.345583度 / 38.013333; 138.345583
山号 瑞泉山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 正中元年(1324年
開基 本間家
札所等 佐渡四国八十八札所第47番
文化財 本堂、観音堂、護国蔵、蔵、鐘楼、山門(登録有形文化財)
法人番号 7110005014226
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正法寺(しょうぼうじ)は、新潟県佐渡市泉甲にある曹洞宗寺院[1]世阿弥の配所として知られる寺院で、山号は瑞泉山、本尊は釈迦如来[2]

歴史

鎌倉時代の1324年(正中元年)に和泉村の城主の本間家の菩提寺として建立された[3]。本堂は、1721年(享保6年)建築で、1955年(明治30年)改修されている。護国蔵は経蔵で、1704年(宝永元年)の建築で、1795年(寛政7年)と1897年(明治30年)の2度、改修されている。鐘楼は、1820年(文政3年)建築で、1898年(明治31年)改修されている[4]

境内

佐渡に配流された世阿弥は、当初万福寺(現存しない)に住んでいたが、戦乱のため、本寺に遷ったとされ、境内を入った山門脇には、世阿弥の腰掛け石が残されている。寺宝として、鎌倉時代後期の制作と推定される「神事面べしみ」(しんじめんべしみ)を保管しており、世阿弥が干ばつの年に着用して舞ったところ大雨が降ってきたと云い、以来雨乞いの面として用いられるようになったと伝えられている[5]。本寺では6月に、世阿弥を偲ぶため、蝋燭の灯りによる「ろうそく能」が行われている。

境内にはこのほか、青野季吉松本清張による句碑があるが、いずれも世阿弥を詠んだ句が刻まれている。

文化財

以下6棟が登録有形文化財となっている[6]

  • 本堂
  • 観音堂
  • 護国蔵
  • 鐘楼
  • 山門

アクセス

脚注

  1. ^ 新潟県観光協会. “正法寺” (日本語). にいがた観光ナビ. https://niigata-kankou.or.jp/spot/8824 2018年11月20日閲覧。 
  2. ^ 正法寺(佐渡市)”. www.ohbsn.com. 2018年11月20日閲覧。
  3. ^ 正法寺 | おけさ観光タクシー”. www.okesa.com. 2018年11月20日閲覧。
  4. ^ 新潟県佐渡市. “国登録 有形文化財:正法寺[佐渡の文化財]”. www.city.sado.niigata.jp. 2018年11月20日閲覧。
  5. ^ 新潟県佐渡市 (2021年3月1日). “新潟県指定 有形文化財:神事面べしみ”. www.city.sado.niigata.jp. 2025年5月7日閲覧。
  6. ^ 正法寺」『さど観光ナビ』。2018年11月20日閲覧。
  7. ^ 新潟交通佐渡. “本線 新潟交通佐渡”. www.sado-bus.com. 2025年5月7日閲覧。

外部リンク




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