松戸京葉劇場とは? わかりやすく解説

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松戸京葉劇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 16:03 UTC 版)

松戸京葉劇場
Matsudo Keiyo
種類 事業場
市場情報 消滅
略称 松戸京葉
松戸弁天(松戸弁天劇場)
本社所在地 日本
271-0077
千葉県松戸市根本461番地 弁天会館
設立 1971年前後
業種 サービス業
事業内容 映画の興行
代表者 1. 岩山睦
2. 倉内進
関係する人物 田中義一
大沢建介
小林了典
倉内進
特記事項:略歴
1971年前後 開館
2000年 閉館
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松戸京葉劇場(まつどけいようげきじょう)は、かつて存在した日本の映画館である。

1971年(昭和46年)前後、千葉県松戸市松戸弁天劇場(まつどべんてんげきじょう)とともに開館した[1]。一般映画からの転向ではなく、開館当初からの成人映画館であった[2]

データ

弁天会館
Benten Kaikan
情報
用途 マンション飲食店事務所
構造形式 鉄筋コンクリート構造
階数 地上6階
戸数 12
駐車台数 なし
竣工 1980年3月
所在地 271-0077
千葉県松戸市根本461番地
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概要

1971年(昭和46年)前後の時期に、松戸駅東口近くの千葉県松戸市根本461番地に松戸京葉劇場および松戸弁天劇場として開館した[1][2]。創業者は代表であった岩山睦、最初の支配人は両館とも田中義一であった[2]。松戸京葉劇場では日活ロマンポルノ、松戸弁天劇場では洋画のピンク映画等を上映した。

当時同市内の映画館には、戦前からあった同市内最古の映画館である松戸常盤館[9]本町16番地4号)、戦後に建てられた輝竜会館松戸大映[10](のちの輝竜会館シネマ1松戸1823番地)、輝竜会館松戸バンビ(のちの輝竜会館シネマ2、同)の3館があり、それらはすべて松戸駅の西口側で、同館は初めて東口側にできた映画館であった[1][2]

1980年(昭和55年)3月、鉄筋コンクリート6階建の弁天会館を新築しており[7]、松戸京葉劇場は同会館の4階に入居した[8][5]。1982年(昭和57年)後半に松戸弁天劇場を閉館した[11][6]。1988年(昭和63年)、松戸京葉劇場の経営は、倉内進に譲渡され、倉内が個人経営による館主と支配人を兼務した[3][4]

2000年(平成12年)、松戸京葉劇場を閉館した[5][12]。以降、同市内の映画館は、松戸サンリオシアター(かつての松戸サンリオ劇場、4スクリーン、本町21番地2号)、松戸シネマサンシャイン(のちのシネマサンシャイン松戸、当時3スクリーン、同)のみになり、独立館主による映画館はすべて消滅した[12]。残ったこれらシネマコンプレックスも2013年(平成25年)1月31日には閉館し[13]、同市内の映画館はすべて消滅した。

同館の入居した弁天会館は、現存している[7]

脚注

  1. ^ a b c 便覧[1970], p.63.
  2. ^ a b c d e f 便覧[1973], p.26.
  3. ^ a b c 名簿[1988], p.45.
  4. ^ a b c 名簿[1989], p.44.
  5. ^ a b c d e f 名簿[1999], p.46.
  6. ^ a b 名簿[1983], p.53.
  7. ^ a b c 弁天会館”. SUUMO物件ライブラリー. リクルート (2013年12月4日). 2015年2月23日閲覧。
  8. ^ a b c 名簿[1995], p.41.
  9. ^ 年鑑[1925], p.467.
  10. ^ 沿革”. 松戸公産. 2013年9月3日閲覧。
  11. ^ 名簿[1982], p.98.
  12. ^ a b 名簿[2001], p.54.
  13. ^ シネマサンシャイン、公式ウェブサイト、2013年2月1日付、2013年9月3日閲覧。

参考文献

  • 『日本映画年鑑 大正十三・四年』、アサヒグラフ編輯局東京朝日新聞発行所、1925年発行
  • 『映画便覧 1970』、時事映画通信社、1970年発行
  • 『映画便覧 1973』、時事映画通信社、1973年発行
  • 『映画年鑑 1982 別冊 映画館名簿』、時事映画通信社、1982年
  • 『映画年鑑 1983 別冊 映画館名簿』、時事映画通信社、1983年
  • 『映画年鑑 1988 別冊 映画館名簿』、時事映画通信社、1988年
  • 『映画年鑑 1989 別冊 映画館名簿』、時事映画通信社、1989年
  • 『映画年鑑 1995 別冊 映画館名簿』、時事映画通信社、1995年
  • 『映画年鑑 1999 別冊 映画館名簿』、時事映画通信社、1999年
  • 『映画年鑑 2001 別冊 映画館名簿』、時事映画通信社、2001年

関連項目




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