教会のアリアとは? わかりやすく解説

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教会のアリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 06:40 UTC 版)

教会のアリア』(きょうかいのアリア、伊語Aria di chiesa)は作詞者不詳の歌曲である。

作曲者について長年アレッサンドロ・ストラデッラとされて来たが、1833年この曲を演奏会で紹介し、その10年後"pieta Signore"で始まる歌詞を付けて出版したフランソワ=ジョゼフ・フェティスの作品と考えられている。発表の際は歌詞も異なっており(Se i miei sospiri, Oh Dio! placassero)、実際には教会音楽とも無関係という事になる。

ジョン・グレン・ペートンの校訂版"26 Italian Songs and Arias"ではフェティスの作品と推察した1866年のリシャールや1988年のサルヴェッティの論文に基づき解説している。

歌詞

イタリア語(原詩) 日本語訳

Pieta Signore,di me dolente,
se a te giunge il nio pregar
non mi punisca il tuo rigor:
meno severi,clementi ognora
voigi i tuoi sguardi sopra di me:
non fia mai che nell’inferno
sia dannato nel fuoco eterno
dai tuo rigor:gran Dio giammai.

主よあわれんでください。
もしわたしの祈りが届くのでしたら、
私を罰しないで、
あわれみをあたえてください。
永遠の地獄で罰しないでください。
大いなる神。

参考文献

  • 『イタリア古典声楽曲集』(教育芸術社, 原田茂生著)
  • 『原曲に基づく新イタリア歌曲集』(ペートン校訂版の邦訳。音楽之友社2001年)



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