悲報:あなたの知る最悪の人物が素晴らしい指摘を行ったとは? わかりやすく解説

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悲報:あなたの知る最悪の人物が素晴らしい指摘を行った

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/15 22:40 UTC 版)

"悲報:あなたの知る最悪の人物が素晴らしい指摘を行った"
言語 英語
ジャンル 風刺
出版元 ClickHole
出版日 2018年2月5日
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悲報:あなたの知る最悪の人物が素晴らしい指摘を行った」(Heartbreaking: The Worst Person You Know Just Made a Great Point)は風刺ウェブサイトClickHoleで2018年2月に作成された記事。記事は二人称で記述され、読者が嫌悪している同僚の一人が、政治的な議論をしている最中に論理的に健全論証を行い、読者はそれを非常に残念に思ったという内容である。

この記事のタイトルおよび記事に使用されたストック写真は、嫌悪している人物が同意できる主張をした際にからかいとして使用されるインターネット・ミームとなった[1]。 2025年、ClickHoleは続編となる「This Makes More Sense: The Worst Person You Know Just Made A Terrible Point」(より理解可能:あなたが知る最悪の人物がひどい指摘をした)を公開した[2]

画像

記事に使用されたストック写真はスペインを拠点とするバンドプリモジェニート・ロペス(Primogénito Lopez)で活動するドラマー、ジョーセプ・マリア・ガルシア(Josep Maria García)を撮影したものである。写真は2014年にガルシアが仕事によりバルセロナを訪れた際に撮影されたもので、彼の義兄弟である写真家の依頼で撮影された。[3][1] ガーディアン紙はガルシアを、同じく知らない間にインターネットミーム(en:Hide the Pain Harold)として有名になったアンドラーシュ・アラトーと並列した。[1]

スレート誌のジャーナリスト、キャメロン・ウィルソンはClickHoleへのメールを通じてガルシアを見つけようとしたが、返信はなかった。ある時ツイッターユーザー@iamtherogが画像が元はゲッティイメージズの所有物であることを発見したが、その時すでに画像は同社のウェブサイトから削除されていた。しかしインドの医系ウェブサイトにおいて同じ画像が掲載されており、その画像にはExifデータおよびGPS座標、そして写真家の名前が記録されていた[3]

記事自体や記事の見出しと別に、ガルシアの画像は単体でミームとして使用されている。使用に伴う意味は同一である[4]

このミームはドナルド・トランプ[5][6]デイヴィッド・ポートノイ英語版[7]モー・ブルックス英語版[8]ニール・ゴーサッチ[9]マット・ゲイツ[10]ローレン・ボーベルトマージョリー・テイラー・グリーン[11]ニック・フエンテス、その他多数の評価が分かれる人物に対して使用されている。

反応

マイク誌は記事を「完全にアイコニック」(absolutely iconic)と呼び[12]、またバルチャー誌は「今までにインターネットを飾ったうち最高の記事の一つ」と呼んだ[13]

関連項目

脚注

  1. ^ a b c Kassam (2022年6月19日). “'The worst person you know': the man who unwittingly became a meme” (英語). The Guardian. 2022年6月20日閲覧。
  2. ^ This Makes More Sense: The Worst Person You Know Just Made A Terrible Point”. ClickHole (2025年8月14日). 2025年8月14日閲覧。
  3. ^ a b Wilson (2021年10月13日). “I Found ClickHole's "Worst Person You Know"” (英語). Slate Magazine. 2022年6月20日閲覧。
  4. ^ Sebastian Gorka Calls Nick Fuentes a 'Scumbag'” (英語). Mediaite (2022年6月20日). 2023年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
  5. ^ Reese (2020年12月18日). “I Can't Believe I'm Saying This But...Trump Had a Great Idea” (英語). Jezebel. 2022年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月5日閲覧。
  6. ^ Elon Musk and Donald Trump are Mad Online” (英語). Mic (2022年7月13日). 2023年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
  7. ^ Dickson, EJ (6 July 2022). “The Worst Person You Know Just Made a Great Point: 'Roe v. Wade' Edition”. Rolling Stone (アメリカ英語). 2022年10月14日閲覧.
  8. ^ Schor (2022年3月24日). “How Mo Brooks helps the 1/6 commission” (英語). POLITICO. 2022年10月14日閲覧。
  9. ^ Millhiser (2023年3月28日). “Heartbreaking: The worst Supreme Court justice you know just made a great point” (英語). Vox. 2023年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月5日閲覧。
  10. ^ Wang. “The Irony Of Matt Gaetz Supporting Britney Spears” (英語). www.refinery29.com. 2023年5月8日閲覧。
  11. ^ Holloway, Kali (2021年12月6日). “GOP Women Are Leaning Into Mudslinging and Total Villainy” (英語). The Daily Beast. オリジナルの2023年5月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230508051840/https://www.thedailybeast.com/lauren-boebert-and-majorie-taylor-greene-are-leaning-in-to-mudslinging-and-total-villainy 2023年5月8日閲覧。 
  12. ^ Even Clarence Thomas, who roundly sucks, can see that federal pot laws are totally incoherent” (英語). Mic (2021年6月28日). 2023年5月8日閲覧。
  13. ^ Ivie (2021年3月16日). “Juan Pablo, First Latino Bachelor Lead, Says He Endured 'Persistent Racism'” (英語). Vulture. 2023年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。

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