平壌4.10
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平壌4.10(Pyongyang 4.10)は、北朝鮮の平壌造車工場(Pyongsang Auto Works)により1987〜1988年頃に開発された試作自動車。ドイツのメルセデス・ベンツ190Eをベースに設計されており、別名は自立88(Kaengsaeng 88)。のちに更正88(Kaengsaeng 88)に改称された。
平壌4.10
名前の「4.10」の由来は、1987年4月10日に金日成が「韓国(南韓)が自動車を作るのなら、北朝鮮も同様にできるはずだ」と宣言したことに由来している。ボディは4ドア、エンジンは「4気筒ガソリン」ただし北朝鮮には十分な技術や生産ラインが整っていらず近代的な自動車製造インフラや精密加工技術に乏しかったため外観はメルセデス・ベンツ190Eのコピーですが表面はとても凹凸しておりテスト走行時では足回りがダメになるなど故障をし販売には至りませんでした。
更生88
更生88(Kaengsaeng 88)は、1980年代後半に開発された北朝鮮によるメルセデス・ベンツ190E( W201型)(通称「ベイビーベンツ」)の非公式なコピー車で、別名「Pyongyang 4.10」とも呼ばれます。技術者たちはタイから輸入したメルセデス190Eを分解し、部品ごと測定して設計図を作り、複数の軍需工場に製造を割り振ったとされます
品質はとても最悪で、ボディの仕上げはとても雑で、近くで見ると凸凹が目立ったとされます。また、窓の気密性が悪く、走行中に車内に砂埃が入りやすかったとの証言もあります。そして、ヒーターやエアコンが搭載されておらず、走行快適性に欠けていた面も指摘されています。座席も座り心地が悪い。試運転中は故障が多発し、常に牽引車がついていたという記録もあり、信頼性はほぼなかった。
Reditのユーザーの証言は、解体した部品で作っただけあって、エンジンや構造部分の品質は非常に低く、乗用車として十分な性能は持ち合わせていなかったとのこと。 目的は金日成氏が我々も国産車を作るべきとなり韓国の現代(ヒュンダイ)に対抗するため「自主的な北朝鮮製セダンを開発する」ことを目標とし、開発。
ギャラリー
脚注
- New photos of the Kaengsaeng 88 from North Korea. | ChinaCarHistory
- 北朝鮮の自動車 メルセデス・ベンツのコピーについて|DPRK CARS
関連項目
平壌4.10(ドイツ語版)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 14:58 UTC 版)
「勝利自動車工場」の記事における「平壌4.10(ドイツ語版)」の解説
メルセデス・ベンツ・190のコピー。1987年から1988年にかけ少数が生産された。後に名称を「更生-88(Kaengsaeng 88)」に改めた。
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