寺林城 (飛騨市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/06 10:21 UTC 版)
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別名 | 玄蕃城 |
築城年 | 不明 |
主な城主 | 寺林蔵之介・同玄蕃・同大蔵 |
廃城年 | 天正10年? |
遺構 | 曲輪、虎口、横堀・堀切 |
指定文化財 | 国指定史跡 |
位置 | 北緯36度18分55.3秒 東経137度16分10.7秒 / 北緯36.315361度 東経137.269639度 |
地図 |
寺林城(てらばやしじょう)は、岐阜県飛騨市神岡町堀之内寺林にあった日本の城。別名を玄蕃城と称する[1]。江馬氏城館跡を構成する遺跡の一つとして昭和55年(1980年)3月21日に国の史跡に指定された[2]。
神岡盆地への西側の入口である越中東街道を見下ろす位置にあり、高原川の支流である山田川の南側にある比高60mの玄蕃山山上に築かれている。東麓には寺林の集落がある。主郭は東西23m、南北10mで、西側に3つの副郭が切岸を挟んで連なる[3]。主郭の東は横堀が設けられるほか、通路には主郭からの横矢が効くように設計されている[4]。また、主郭並びにその西隣の副郭には虎口が作られている[5]。
その縄張りから16世紀末に改修され、天正10年(1582年)まで江馬氏が管理していたと考えられている[6]。
脚注
関連項目
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