寄与危険割合とは? わかりやすく解説

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寄与危険割合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/28 02:35 UTC 版)

寄与危険割合(きよきけんわりあい)とは疫学における指標の1つであり、「寄与危険度割合」とも呼ばれ、暴露群と非暴露群における疾病の頻度の差である寄与危険度が、暴露群における疾病の頻度に占める割合である。

「暴露群の発生率から非暴露群の発生率を引いたもの」が寄与危険度となり、それを「暴露群の発生率」で除したものである。 寄与危険度が暴露群の発生率に占める割合を示しており、「0-1」をとる比率として、もしくは百分率(Attributable risk percentage)で「0-100%」の範囲で表す。

疾病と暴露の比較
疾病あり 疾病なし
暴露あり A B A+B
暴露なし C D C+D
A+C B+D T

R:寄与危険割合

なお、上記のように変形でき、「1-相対危険度の逆数」=「(相対危険度-1)/相対危険度」に等しい。

「集団全体と非暴露群における疾病の頻度の差」である人口寄与危険度が、「集団全体における疾病の頻度」に占める割合は、人口寄与危険割合と呼ばれ、「集団内における暴露群の割合」である暴露率の影響を受ける。

関連項目

参考文献

  • 日本疫学会 編集『疫学 基礎から学ぶために』南江堂、1996年、P35-37、ISBN 4-524-21258-2
  • 糸川嘉則・斎藤和雄・桜井治彦・廣畑富雄 編集『NEW 衛生公衆衛生学(改訂第3版)』南江堂、1998年、P39-40、ISBN 4-524-21616-2
  • 鈴木庄亮・久道茂 編集『シンプル公衆衛生学 2002』南江堂、2002年、P99、ISBN 4-524-23506-X



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