安宅車とは? わかりやすく解説

安宅車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/16 15:33 UTC 版)

安宅車(あたかしゃ)は、岐阜伊奈波神社祭礼で曳き出される4輌の山車(やま)の一台で、岐阜市有形民俗文化財に指定されている。

歴史

岐阜の山車祭りは江戸時代から始まったと言われているが、明治24年(1891年)の濃尾震災による火災によってほとんどが焼失している。伊奈波神社に残る岐阜名所図会に描かれた山車はすべてこの範囲のもので焼失したものと思われる。

濃尾震災の後に山車を復活する動きの中、すぐに再興された山車で、上今町(現今町1丁目)が所有していたものである。文献によると明治44年(1911年)に改修となっているが、このときに漆塗を施したものと推測される。

戦災後、他の4輌と共に伊奈波神社にて保管され、祭に曳き出されることがなかったが、祭好きな本町5丁目の人々によって復活された。

お囃子については、戦後の復活時に車町(本町5丁目)のお囃子を継承している。からくり人形は、能「安宅」の一場面を演ずる。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「安宅車」の関連用語

安宅車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



安宅車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの安宅車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS