噛み合い長さ
インボリュート歯車間士が噛み合いはじめて、離れていくまでの長さをピッチ円上の円弧の長さで表したもの。これを歯の間隔である円周ピッチで割れば噛み合い率となり、歯の枚数で何枚相当噛み合っているかを表すことになる。MTギヤは、一般に1.2~1.3である。もうひとつ重なり噛み合い長さというのがあり、歯幅方向のねじれ角により1歯の噛み合い長さが増えるぶんをいう。円弧の長さは、基礎円を結ぶ接線上にある接触軌跡の長さから、それに対応するピッチ円上の長さに置き換えて求める。ギヤノイズ発生時には、これらを求めて噛み合い率を上げる方法をとる。
参照 噛み合い率、重なり噛み合い長さ- 噛み合い長さのページへのリンク