和田浩一とは? わかりやすく解説

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和田浩一

和田浩一の俳句

いのち濃くあり壺国の濁り酒
さくらあおぞら淋しくないと言えば嘘
たくさんの目玉が乾き終戦日
たくさんの足音の消え沖縄忌
たまご酒風の荒野のように居り
だまし絵の鮫が口あく神の留守
はるのゆきいまかけがえのないいのち
コスモスのゆらゆら私の自由席
ハンカチの花さみしいほど自由
両国の橋までふたり春の雪
仏像にまだ木の匂い夜の朧
仏壇の母はモナリザ夜の秋
冬欅歩くことだけ考える
十二月八日ふたりの皿洗う
向日葵の倒れる日まで水平線
否定から己はじまり秋桜
命どこからてのひらの寒卵
地震の地へつづくあおぞら白木蓮
屈み聞く猫の言い分花翳り
巡礼のように蟻ゆく爆心地
巴里からの妻待ち夕焼け濃き羽田
平和いつまで靴下の日の温み
政治経済義歯の違和感春隣
昭和から来て麦秋の無人駅
昭和史は列車の尾燈春の雪
暗くなるまでのときめき寒牡丹
枯れてゆくものの明るさ乳母車
樺美智子忌白髪を手で梳けり
母の忌の母へ花菜のからしあえ
灯のさきに灯を生み春の潦
生きて死ぬそれだけのこと夜の蟬
男には去就の美学春の雪
百代の遺伝子を継ぎ花祭
終戦日山頂で吹くハーモニカ
終戦日象が鎖を曳きずれり
花嫁のように鯉くる梅雨の入り
草笛の澄むまで父がそばに居り
蓮根掘る観音さまの雲に乗り
薄墨桜つぎの世も逢うつもり
虫喰いのほおずきの中ほとけさま
語らざることも九段の夜のさくら
逝くときひとり凍瀧の青光り
還らざるものの群青冬の海
雪夜教えるネクタイの結び方
青い睡蓮刻々と未来減り
靴下の穴におやゆび天の川
頭から酸化しつづけひきがえる
頭ひとつころがっており夏座敷
黄落のどこにも影のない男
黙という凶器のありぬ梅雨月夜
 




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