古ラテン語聖書とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 古ラテン語聖書の意味・解説 

古ラテン語聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 17:10 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
エウセビオスによって書かれたCodex Vercellensisの一部。ヨハネによる福音書 16:23-30

古ラテン語聖書(こらてんごせいしょ、Vetus Latina)は、ヒエロニムスによるヴルガータ以前の、数々のラテン語聖書の総体を指す。したがって「古いラテン語」による聖書ではなく、ラテン語による「古い聖書」の意味である。かつてはこれを「イタラ」(Itala)と呼んでいたが、イタリア半島以外にも広く流布していたことが明らかとなり、現在では、この呼称は消えつつある。

ヴルガータの四福音書以外の新約文書は、これらの訳がそのまま用いられており、またヴルガータの四福音書も、ヒエロニムスは、古ラテン語訳を大いに参照して改訳・改訂したと考えられている。また、今日の新約聖書ギリシア語原典の本文批評においても、重要な役割を果たす。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「古ラテン語聖書」の関連用語

古ラテン語聖書のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



古ラテン語聖書のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの古ラテン語聖書 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS