大塚古墳 (須賀川市)とは? わかりやすく解説

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大塚古墳 (須賀川市)

(前田川大塚古墳 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 00:45 UTC 版)

大塚古墳

墳丘・石室開口部
別名 前田川大塚古墳
所在地 福島県須賀川市前田川(字大塚)
位置 北緯37度15分0.63秒 東経140度24分2.47秒 / 北緯37.2501750度 東経140.4006861度 / 37.2501750; 140.4006861座標: 北緯37度15分0.63秒 東経140度24分2.47秒 / 北緯37.2501750度 東経140.4006861度 / 37.2501750; 140.4006861
形状 円墳
規模 直径30m
高さ5m
埋葬施設 横穴式石室
出土品 鉄器片・土師器
築造時期 6世紀後半
史跡 須賀川市指定史跡「大塚古墳」
地図
大塚古墳
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大塚古墳(おおつかこふん、前田川大塚古墳)は、福島県須賀川市前田川にある古墳。形状は円墳。須賀川市指定史跡に指定されている。

概要

福島県南部、阿武隈川河岸段丘の縁辺部に築造された大型円墳である。現在までに墳丘裾部は削平を受けている。

墳形は円形で、直径約30メートル・高さ5メートルを測る[1]。墳丘に段築は認められず、周溝の存在も明らかでない[1]。埋葬施設は横穴式石室で、南西方向に開口する。玄室・玄門・羨道から構成され、長さ約8メートル・高さ約2メートルを測り、須賀川市内では蝦夷穴古墳(須賀川市和田)に継ぐ規模になる[2]。石室の石材は凝灰岩で、奥壁・床面・天井・側壁の一部には大きな板石を使用し、側壁の大部分は小さな割石を持ち送る[1]。副葬品は明らかでなく、鉄器片・土師器片のみが検出されている[1][3]。築造時期は古墳時代後期の6世紀後半頃と推定される[2]

古墳域は1979年昭和54年)に須賀川市指定史跡に指定された[3]。現在では石室内部への立ち入りは制限されている。

文化財

須賀川市指定文化財

  • 史跡
    • 大塚古墳 - 1979年(昭和54年)7月20日指定[3]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 前田川大塚古墳(続古墳) 2002.
  2. ^ a b 史跡説明板。
  3. ^ a b c 指定・登録・認定文化財一覧(須賀川市ホームページ)。

参考文献

関連項目

外部リンク




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