児玉兼慎とは? わかりやすく解説

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児玉兼慎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/02 00:36 UTC 版)

児玉 兼慎
基本情報
通称 ヤングウルフ
階級 ライト級
身長 171cm
体重 62.5kg
国籍 日本
誕生日 (2001-12-25) 2001年12月25日(23歳)
出身地 愛媛県新居浜市
スタイル キックボクシング
プロキックボクシング戦績
総試合数 11
勝ち 8
KO勝ち 3
敗け 3
引き分け 0
無効試合 0
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児玉 兼慎(こだま けんしん、2001年12月25日[1] - )は、日本キックボクサー愛媛県新居浜市出身[1]。K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ所属[1]

略歴

2019年3月に全日本新空手道連盟主催「第30回全日本新空手道選手権大会 K-2 GRAND PRIX 2019」に出場し、軽中量級で優勝[2]。特別賞として「ガッツファイト賞」を受賞した[2]。優勝特典として同年6月にONE Championshipの練習拠点であるシンガポールのメガジム「EVOLVE」のトレーニングキャンプ遠征に参加[3]

2020年1月に『格闘代理戦争』(AbemaTV)に出演し、魔裟斗率いる魔裟斗軍の選手として「10代同士によるスペシャルマッチ」に出場し、不可思率いる不可思団の伊藤渚と対戦し判定勝利[4]。同年11月にKrushでキックボクサーとしてプロデビューし、古宮晴に判定勝利[5]。プロ2戦目では提髪和希に判定で敗北するが、その後3連勝[6]

2023年2月に第4代Bigbangスーパーライト級王者の昇也からダウンを奪って勝利し、6月にKNOCK OUTとの対抗戦で大谷翔司に判定負け[6]。2024年1月に第6代Krushライト級王者・瓦田脩二にKO勝利[6]

2024年6月開催の「Krush.162」の対戦カード発表会見に出席し、龍華との対戦を発表[6]。龍華に対して執拗に挑発し、会見終盤では「いろいろな格闘技があるけれど、BreakingDownとか見ているヤツら、厳しいって。モテない。そいつらは黙って俺らの試合を見ろ。じゃないと厳しい」などと発言した[6]。その後、練習中に右第3中足骨骨折により全治2か月と診断されたため「Krush.162」を欠場[7]。同年12月に開催された「Krush.168」では、元Krushライト級王者の伊藤健人に判定勝利[8]

2025年2月開催の「Krush.171」の記者会見ではライト級ワンデートーナメントに出場することが発表され、同トーナメントに出場する天野颯大、弘輝らを挑発すると乱闘に発展[9]。同トーナメントに出場する昇也は乱闘を見て「BreakingDownのオーディションみたいで面白かったです」と話した[10]。トーナメントでは天野颯大に判定負けし、1回戦で敗退したが、この試合を観た武尊は「めちゃくちゃ良い試合だった」とXに投稿し、K-1プロデューサーの宮田充もこの試合をベストバウトに選出した[11]

2025年3月14日、レオナ・ペタスが開催した記者会見にて永坂吏羅とともにレオナ・ペタス率いるK-1反体制ユニット「RibelLion」への加入を表明[12]。永坂による大久保琉唯への批難に同調し「イケメンって詰まらないのって知ってます?本当に詰まらないですよ。顔だけで生きているから。結構イケメンを見て来たけど、まとめてマジで詰まらない」などと発言した[12][13]

2025年4月に開催された「Krush.173」のメインイベントで上野空大と対戦し、3ラウンド終了間際に左フックでKO勝利[14]。試合直後に「RibelLion」がリングに乱入し、勝利者トロフィーを股間にあてがうパフォーマンスを見せるとブーイングが起こった[15]

2025年5月31日に横浜BUNTAIでK-1が開催した「K-1 BEYOND」を会場で観戦していたBreakingDown選手の井原良太郎、村田将一らを挑発し、村田にペットボトルの水を噴射すると乱闘に発展[16]。その場にいた木村“フィリップ”ミノルや朝久兄弟(朝久裕貴朝久泰央)らが制止する事態となった[16]。K-1プロデューサーの宮田充は大会後の総括の場で児玉がSNS上でBreakingDownの選手と揉めている件について触れ、以下のように話した[16]

聞くところによると児玉兼慎が先に手を出したというか、水をかけた。こういうのは繰り返さないようにしないといけないし、そういうのをやっていいんだと若い選手がまねするといけないんで。X上のBDの選手たちとのやりとりがきっかけなのであれば、注意をして止めるところは止めたりしなきゃいけない。彼ら(井原ら)はお客さんという立場だと思うんで、それがK-1の選手からケンカを売ったじゃないけど、そういうものであれば、やっぱり指導が必要かなって思う。 — 宮田充[16]

戦績

プロキックボクシング

キックボクシング 戦績
11 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
8 3 5 0 0 0
3 0 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
上野空大 3R 2:11 TKO (パンチ連打) Krush.173 2025年4月29日
× 天野颯大 3R終了+延長1R終了 判定0-3 Krush.171 2025年2月24日
伊藤健人 3R終了 判定3-0 Krush.169 2024年12月8日
瓦田脩二 KO Krush.157 2024年1月28日
× 大谷翔司 3R終了 判定0-3 AZABU PRESENTS Krush.150 2023年6月16日
昇也 3R終了 判定3-0 Krush.146 2023年2月25日
大利賢佑 3R終了 判定3-0 Krush.142 2022年10月28日
迅也 KO Bigbang.42 2022年6月12日
赤田プレイボイ功輝 3R終了 判定3-0 Krush.129 2021年9月24日
× 提髪和希 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~ 2021年3月28日
古宮晴 3R終了 判定3-0 Krush.119 2020年11月27日

脚注

  1. ^ a b c 児玉 兼慎”. Krush 公式サイト (2025年4月24日). 2025年4月25日閲覧。
  2. ^ a b BOUTREVIEW (2019年4月3日). “第30回全日本新空手道選手権大会 K-2 GRAND PRIX 3.31 東京武道館 結果 | BOUTREVIEW”. 2025年6月1日閲覧。
  3. ^ BOUTREVIEW (2019年7月7日). “ONE Championshipと提携の全日本新空手道連盟の全日本王者4人がシンガポールのEVOLVEで練習 | BOUTREVIEW”. 2025年6月1日閲覧。
  4. ^ BOUTREVIEW (2020年1月19日). “AbemaTV 格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR 1.18 東京:最多8チームの争いはゲーオーズが優勝。魔裟斗「K-1プロの舞台でこれからスターになっていくことを楽しみにしています」 | BOUTREVIEW”. 2025年6月1日閲覧。
  5. ^ 【Krush】“エンドレスラッシュ”で新美貴士が王座に就く、女子は菅原美優が新王者に”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年6月1日閲覧。
  6. ^ a b c d e 【Krush】「BreakingDownとか見ているヤツら、黙って俺らの試合を見ろ」龍華vs.児玉兼慎、両者が1RでKO宣言、もし出来なかった場合の公約も発表”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年6月1日閲覧。
  7. ^ Krush.162”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年6月1日閲覧。
  8. ^ 【Krush】横山朋哉と松山勇汰が期待通りの熱闘!横山が豪快KOで初防衛、児玉兼慎が伊藤健人を破り元王者に2連勝、西京佑馬が古宮晴からダウンを奪う”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年6月1日閲覧。
  9. ^ 【Krush】児玉兼慎と弘輝がトーナメント会見で大乱闘、他の選手は「BreakingDownのオーディションみたいで面白かった」「面白いので2人とやってみたい」「場違いな2人...”. ゴング格闘技 - GONKAKU. p. 1. 2025年6月1日閲覧。
  10. ^ 【Krush】児玉兼慎と弘輝がトーナメント会見で大乱闘、他の選手は「BreakingDownのオーディションみたいで面白かった」「面白いので2人とやってみたい」「場違いな2人...”. ゴング格闘技 - GONKAKU. p. 2. 2025年6月1日閲覧。
  11. ^ 【Krush】武尊が「めちゃくちゃ良い試合だった」と絶賛、「こういう試合は見ててパワーもらえる」と評価した一戦は”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年6月1日閲覧。
  12. ^ a b hmotoyoshi (2025年3月14日). “レオナ軍「RibelLion」に加入の永坂吏羅が大久保琉唯をメンタルが弱いマンボウ扱い。児玉兼慎も「イケメンはマジで詰まらない」と同調【K-1】 | TOKYO HEADLINE”. 2025年4月25日閲覧。
  13. ^ 【Krush】初黒星からの再起戦・上野空大、反乱軍の児玉兼慎と対戦「自分の空気にできれば何も触れさせずに倒すことができる。一瞬で斬りたい」”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年4月25日閲覧。
  14. ^ 【Krush】これぞKrushな打ち合いで児玉兼慎が上野空大を壮絶KO、関口功誠がノンストップバトルで新美貴士を破る、塚本拓真が猛攻でKO勝ち、大石昌輝が“DARUMA” 健...”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年6月2日閲覧。
  15. ^ トロフィーを股間に当てラウンドガールと…「最悪だよ」「品がない」「ラウガ困ってる」劇的KO後の蛮行が波紋 「個性派で面白い」賛否の声”. ABEMA TIMES. p. 2 (2025年5月2日). 2025年6月2日閲覧。
  16. ^ a b c d 千葉修宏. “【K-1】BD井原良太郎、もめた原因は先に水かけた児玉兼慎と指摘 宮田PもSNS指導示唆 - 格闘技 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年6月2日閲覧。



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