佐藤和哉_(ヨーロッパ文学者)とは? わかりやすく解説

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佐藤和哉 (ヨーロッパ文学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 16:56 UTC 版)

佐藤 和哉(さとう かずや、1965年 - )はイギリス文化研究者。日本女子大学教授。東京大学教養学部助手、東京外国語大学専任講師を経て現職。研究領域は、イングランドの民衆文芸、ナーサリー・ライムズ(「マザー・グース」と呼ばれる英米の伝承童謡)、児童図書・児童文学の成立過程、民衆=大衆文化研究、読書の文化史、英文学とイギリス史の関係性、日本と世界における『ロビンソン・クルーソー』の受容、イギリス児童文学の「読みかた」、大学における英語教育と文学。

[著書]

2004年5月 「行商本と絵本の世界」(三神和子・川端康雄(編)『絵本が語りかけるもの―ピーターラビットは時空を超えて』(松柏社)所収、pp.41−61)

2004年5月 「一八世紀ヨークにおける印刷出版業者の人間関係―トマス・ジェントを中心に―」(森村敏己・山根徹也(編)『集いのかたち―歴史における人間関係』(柏書房)所収、pp.109−128)

2006年6月 「アディスンのバラッド論―「国民文化」への指向―」(出渕敬子(編)『読書する女たち』(彩流社)所収、pp.41-53)

2011年4月「共感の行方」(見市雅俊(編)『近代イギリスを読むー文学の語りと歴史の語り』(法政大学出版局)所収、pp. 71-112[1]

2021年12月 Chapter 12“I Must Endure Courageously and Manfully”— Robinson Crusoe Translated by Minami Yōichirō and Its Influence on Later Translations in Post-war Japan, (Steven Clark and Yukari Yoshihara ed. Robinson Crusoe in Asia (Palgrave Macmillan) pp. 239-260.)

2022年2月『〈読む〉という冒険』(岩波書店)

2023年10月『物語、英語で読んでみない?』(岩波書店)

経歴

福岡県立修猷館高等学校を経て、東京大学教養学部教養学科卒業。同大大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了(学術修士)後、同博士課程を中退し、オックスフォード大学近現代史学部・研究科修士課程修了(社会経済史修士)。

2006年、「小人をめぐる大げさな『物語』―近世イングランドの民衆文芸に関する一考察―」(『比較文化研究』No. 72)にて、日本比較文化学会奨励賞を受賞。

脚注

  1. ^ 『近代イギリスを読む―文学の語りと歴史の語り―』法政大学出版局、2011年4月28日 2011、71-112頁。 

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