佐々木健 (画家)とは? わかりやすく解説

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佐々木健 (画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/25 01:13 UTC 版)

佐々木健(ささき けん、1976年 - )は日本の画家。五味家を運営。

概要

神奈川県鎌倉市生まれ。

東京芸術大学大学院壁画専攻修了。

展示

  • 「開館30周年記念展 日常のコレオ」(東京都現代美術館、2025)[1]
  • 「佐々木健 「合流点」」(五味家(The Kamakura Project)、2021 - 2022)[2]
  • 「仮説オープンスタジオ」(青山|目黒、2019)
  • 「不純物と免疫」(TOKAS本郷、2017ほか)
  • 「版画工房の仕事”Footprints”」(カスヤの森現代美術館、2016)[3]

制作姿勢と評価

佐々木健の絵画は、近代以降の洋画の形式と制度が内包した男性中心主義や権威主義といった問題性を、今日の社会的文脈へと接続し照らし合わせることで、絵画表現が持ちうる批評性を追求している点に特徴がある。彼の美術への態度は、描かれる主題に顕著に現れている。女性たちによる手芸品、障害をもつ兄による絵や、ありふれた日用品といった、従来の美術の枠組みから長らく除外されてきた事物を細やかに描き出す作品群を通じて、美術の制度とその権威に対する批判的な視点を提示している。美術展などでは、多岐にわたる佐々木の仕事の中から2010年代以降の作品が複数点紹介され、その活動が高く評価されている[4]

発言

「芸術も国家も福祉も私自身も、根本から狂っていると思いました」佐々木健インタビューの中で五味家で開催された合流点について触れている。[5]

脚注

  1. ^ 日常のコレオ | 展覧会”. 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO. 2025年10月25日閲覧。
  2. ^ 佐々木健 「合流点」 (五味家(The Kamakura Project))”. Tokyo Art Beat. 2025年10月25日閲覧。
  3. ^ 異なる位相にある事象のあいだを流れる絵具の重み。蔵屋美香評 佐々木健「合流点」”. 美術手帖. 2022年4月23日閲覧。
  4. ^ 佐々木 健 | アーティスト”. 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO. 2025年10月25日閲覧。
  5. ^ 「芸術も国家も福祉も私自身も、根本から狂っていると思いました」佐々木健インタビュー(聞き手:福尾匠)”. Tokyo Art Beat. 2023年1月13日閲覧。

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