井氷鹿・国栖と土蜘蛛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 01:48 UTC 版)
古代の史料に見られる大和国(奈良県)の土蜘蛛の外見で特徴的なのは、他国の記述と違い、有尾人として描かれている点である。『日本書紀』では、吉野首(よしののおふと)らの始祖を「光りて尾あり」と記し、吉野の国樔(くず)らの始祖を「尾ありて磐石(いわ)をおしわけてきたれり」と述べ、大和の先住民を、人にして人に非ずとする表現を用いている。『古事記』においても、忍坂(おさか・現桜井市)の人々を「尾の生えた土雲」と記している点で共通している。
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