五台山ロープモノレール
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五台山ロープモノレール(ごだいさんロープモノレール)は、1969年(昭和44年)に高知県高知市の五台山公園に敷設された高低差166mのロープモノレール。
山麓の青柳橋停留場から国分川を越え、五台山山頂の見国停留場までの約992mを4分で結んでいた。
方式
ロープモノレールは、搬器に動力(ディーゼルエンジン)を搭載し、油圧駆動装置で、走行器の車輪を動かしてワイヤーロープ上を自走するという世界的にも珍しい方式が採用された。このロープモノレールを実用化する為、東京索道は実に50以上もの特許を取得したとされる。恵那峡へのロープモノレールも計画されたが、それ以降は実用化されなかった。
歴史
1963年に、東京索道によってロープモノレール研究・試験が重ねられた[1]。北海道炭礦鉄道等が出資して五台山ロープモノレールを立ち上げ、五台山公園と協力して観光目的のロープモノレールの申請書が1966年6月8日、県に提出された[1]。1968年5月の着工後も順調に工事が進み、1969年2月11日に開業[1]。開業時こそ利用者がいて1973年には利用者が11万3000人を越えたが、当時の観光バスのルートから外れていた為それ以降は利用者が減少。1978年9月に休止され、1981年春に事業を終了・鉄塔等の多くの施設は解体撤去がなされた[1]。一方、山頂の停留場施設は高知県が寄付を受け、カフェテラスや展望台が新たに整備[1]。モノレール廃止後も利用されたが、2022年に閉鎖され、解体された[1]。
参考文献
脚注
出典
- 五台山ロープモノレールのページへのリンク