中田リル・ルリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/01 12:38 UTC 版)
中田リル・ルリ(中田-)は、日本の漫才コンビである。
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メンバー
- 兵庫県芦屋市生まれ、中田ダイマルの娘で元中田ダイマル・ラケットのマネージャー。
- 中田ルリ(中田-、1946年 - )
- 大阪府生まれ、中田ダイマルの本妻の娘。
略歴
母親は幼い頃から旅役者で、中田ダイマル・ラケットと同じ舞台に上がる。 母親が16歳の時、ダイマルの子供を身ごもるも、人気絶頂のダイマルから逃げるように姿を消す。
母親が別の男性と結婚し、本人は13歳までダイマルの子供とは知らず育てられたが、思春期にその事実を知る。 15歳になって、神戸市内のレストランに住み込みで働く。
そこへずっと娘を探していたダイマルが現れ、自分の付き人にならないかと迎えに来た。 (当時のダイマルラケットは異常なほどに人気があり、レストラン内はパニック状態になったらしい)
何度か迎えに来たが、心の整理がつかず断っていたのだが、『美空ひばりや石原裕次郎に会えるぞ』との言葉に、 嬉しくなってついて行ったと、本人は言っている。
4年付き人をして、ダイマルの本妻の娘と中田リル・ルリを結成。
24歳の時妊娠し、解散。
解散後は二人の子供を授かり、専業主婦として暮らす。 ちなみに長男も漫才師として活躍したらしい。(ホンキートンクのけんたろう)
解散後30年、父中田ダイマルが上方お笑い殿堂入りしたことをきっかけに、再結成。 コンビ名はリル・ルリではなく、中田ナナ・ヒカリのヒカリである。
新聞やラジオで大きく取り上げられ、その後の活躍を期待されながらも、再び解散。 周囲の者の話では、相方が下手すぎるため、ピンで頑張れとの声が多かったからだという。
二度目の解散後、夫と二人で養蜂業をはじめ、六甲みつばち王国の代表も勤める。
現在は、養蜂場でミツバチの世話をしながら、みつばちの話や自然界の話に、お笑いを盛り込んだ公演活動などで、沢山の依頼を受けている。
参考文献
- 「現代上方演芸人名鑑」(1980年、少年社)
註
- 中田リル・ルリのページへのリンク