中村弘峰とは? わかりやすく解説

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中村弘峰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/24 10:47 UTC 版)

中村 弘峰(なかむら ひろみね、1986年[1] - )は、日本人形作家。博多人形師。日本工芸会正会員。父は人形作家の中村信喬

経歴

博多人形の老舗「中村人形」の4代目として福岡市に生まれる[1]。2004年福岡県立修猷館高等学校を経て[2]、2009年東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業。2011年に同大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了後、父である博多人形師中村信喬に師事。同年より、それまで父が手がけてきた、博多祇園山笠土居流(どいながれ)の舁(か)き山人形も制作している[1]

伝統を重んじつつ現代性を取り入れた斬新な作品を手がけている。代表作に、「江戸時代の人形師が現代にタイムスリップしたら」という発想から、子供の健やかな成長を祈願する五月人形と、野球選手やアメフトプレイヤーといった現代のアスリートをかけ合わせた「アスリートシリーズ」、雅な紋様をあしらった「動物シリーズ」などがある[1]

受賞

  • 2013年 第60回日本伝統工芸展 初入選 新人賞 陶彫彩色「蒼森」[3]
  • 2014年 第49回西部伝統工芸展 初入選 日本工芸会賞 陶彫彩色「烏之杜」[3]
  • 2015年 第50回西部伝統工芸展 福岡市長賞 陶彫彩色「翠原」[3]
  • 2019年 第54回西部伝統工芸展 日本工芸会賞 陶彫彩色「清流」[3]
  • 2021年 第55回西部伝統工芸展 日本工芸会賞 陶彫彩色「菖蒲野」[3]
  • 2023年 第30回福岡県文化賞 奨励部門[4]
  • 2023年 第31回伝統工芸人形展 三越伊勢丹賞 陶彫彩色「彼方なる眼差し」[3]
  • 2023年 第70回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞 陶彫彩色「霧笛」[5] [3]

脚注

  1. ^ a b c d 美術手帖 ARTISTS 中村弘峰(2023年5月13日閲覧)
  2. ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』(修猷館同窓会、2020年)同窓会員717頁
  3. ^ a b c d e f g 日本工芸会 中村弘峰
  4. ^ 奨励部門に博多人形師の中村弘峰さん 第30回福岡県文化賞 TBS NEWS DIG 2023年1月12日(2023年5月13日閲覧)
  5. ^ 人の祈りを形に 博多人形師の中村弘峰さん、日本伝統工芸展で入賞 朝日新聞デジタル 2023年8月23日(2023年8月27日閲覧)

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