ロールスロイス30HPとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ロールスロイス30HPの意味・解説 

ロールス・ロイス・30HP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/13 07:47 UTC 版)

30HPはF・H・ロイス(後のロールス・ロイス)が1904年に試作[1]1904年から1906年[2][3]に製造した乗用自動車である。

フレデリック・ヘンリー・ロイスと、ロイス・10HPを評価したチャールズ・ロールズ間の契約により、以後の車両はロールス・ロイスブランドで生産されC・S・ロールズが独占販売することとなった[1]。またチャールズ・ロールズの要請により多気筒車が設計されることになり、2気筒の10HPをほぼそのまま直列6気筒化した30HPが企画された[注釈 1][1]。エンジンは内径φ4in(約101.6mm)×行程5in(約127mm)、6,175cc[2]

エンジンは10HPと共通部品が非常に多く、試作車は1904年中に完成した[1]。しかし2気筒型そのままの太さのクランクシャフトを用いていたことが仇となり、強度不足で微妙ながら振動が発生、これを解消した後継車が40/50HP(シルヴァーゴースト)である[1]

ホイールベースはショート版で116.5in(約2,692.4mm)、ロング版で118in(約2,997.2mm)[2]

40台が生産された[2]

脚注

注釈

[ヘルプ]
  1. ^ 同時に3気筒化した15HP、4気筒化した20HPが企画された。

出典

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』pp.21-50「創業から戦前」
  2. ^ a b c d 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』pp.171-185「スペック」
  3. ^ 『世界の自動車-21 ロールス・ロイス - 戦前』p.126。

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ロールスロイス30HPのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロールスロイス30HPのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロールス・ロイス・30HP (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS