レッチェンタールとは? わかりやすく解説

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レッチェンタール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/07 13:22 UTC 版)

レッチェンタールあるいはレッチェン谷ドイツ語: Lötschental)とはスイスヴァレー州ローヌ谷の村、Steg/Gampelから北東の方向に伸びる谷である。谷の総延長は約27kmに及び、ローヌ谷の北側にある谷の中で最大の谷となる。

概要

秋のレッチェンタール(レッチェン谷)

谷の両側にはビエッチホルン英語版、ブライトホルン、アレッチホルン、チンゲルホルンなどの山が連なり、谷奥まで進むとラング氷河英語版が現れる。ベルンブリークを結ぶ鉄道路線の駅、ゴッペンシュタインがレッチェンタールへの入り口となり、谷奥のファフラーアルプまでポストバスが運行している。

レッチェンタールを貫流するロンザ川沿いに、ヴィラー英語版キッペル英語版フェルデン英語版レッチェン英語版などの集落が点在する。ロンザ川は、ラング氷河を水源とし、Steg/Gampelでローヌ川に注いでいる。ラング氷河はアレッチ氷河の北端につながる氷河で、周辺の山々とともに「スイス・アルプスのユングフラウとアレッチ」の名で世界自然遺産に登録されている。

レッチェンタールにはローマ時代から人が定住していたが、周囲を急峻な山岳地帯に囲まれた地形のため、20世紀に入るまで外部の世界との交流がほとんど閉ざされてきた。近年は牧畜に代わり、観光業が谷の主力産業となっている。

毎年冬に行われるチェゲッテ(ロイチェゲッタ)は、秋田県男鹿半島なまはげに似たお祭りで、村の男性が木で彫った恐ろしい形相のお面をつけて雪の中を歩き、家々を訪ね歩く物である。

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