リーダー氏の心とは? わかりやすく解説

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リーダー氏の心

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 09:32 UTC 版)

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リーダー氏の心
The Mind of Mr J.G. Reeder[1]
著者 エドガー・ウォーレス
発行日 1925年
ジャンル 推理小説
イギリス
言語 英語
形態 短編集
次作 恐怖は続く
ウィキポータル 文学
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リーダー氏の心[2](りーだーしのこころ、The Mind of Mr J.G. Reeder[3] )は、1925年に発表されたエドガー・ウォーレスによる短編小説集。公訴局長官からの特命で、不可解な事件の調査をするリーダー氏を主人公にした推理小説の短編を集めた第1短編集である。

事件は必ずしも銀行や金融絡みとは限らないが、犯罪者の心を持つと自称するリーダー氏が、公訴局での偽造摘発の経験と視点で難事件に挑む。

主な登場人物

  • J・G・リーダー - 公訴局偽造係の調査官。本作からは公訴局長官の特命で、警察に協力する探偵の仕事に従事する。山高帽に鼻眼鏡できつく巻かれた傘を携行しているが、傘には刃が仕込まれている。五十代の独身男性。
  • 公訴局長官 - 口ではリーダー氏を馬鹿にしているが、警察に出向させ事件の捜査をやらせるなど、仕事ぶりは認めているようである。
  • マーガレット・ベルマン - リーダー氏の近所に住む女性。のちにリーダー氏との恋愛が語られる。

収録作品

  1. 究極のメロドラマ (Sheer Melodrama)
  2. 緑の毒へび (The Green Mamba)
  3. 投資家たち (The Investors )
  4. 詩人警官 (The Poetical Policeman)[4]
  5. 大理石泥棒 (The Stealer of Marble)
  6. 奇妙なケース (The Strange Case)
  7. 宝探し (The Treasure Hunt)[5]
  8. インチキ一座 (The Troupe)[6]

備考

  • 本作収録の8作品はイギリスのテレビシリーズとしてドラマ化されている。ただし、リーダー氏は鼻眼鏡から通常の眼鏡に変えられている。また、第7話「宝さがし」は倒叙のスタイルで、冒頭で視聴者に犯人が明かされている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ アメリカ版ではThe Murder Book of Mr. J.G. Reeder
  2. ^ 邦題は早川書房HMMおよびハヤカワポケットミステリのもの。論創社では『J・G・リーダー氏の心』(2016年)
  3. ^ アメリカ版ではThe Murder Book of Mr. J.G. Reeder
  4. ^ 早川書房HMM('76.7)に掲載。
  5. ^ 早川書房・ハヤカワポケットミステリ252「名探偵登場3」に掲載。
  6. ^ 第一書房 ホリデイ叢書5('32)に掲載。



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