マルガレーテセシュエーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マルガレーテセシュエーの意味・解説 

マルガレーテ・セシュエー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:13 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

マルガレーテ・セシュエー(Marguerite Sechehaye, 女性、1887年9月27日-1964年6月1日)は、スイスの心理療法士。

概略

統合失調症について研究を進めた。プロテスタントの家庭に生まれ、女子高で学んだ。ジュネーヴ大学フェルディナン・ド・ソシュールの言語学の講義に出席し、この時のノートは『一般言語学講義』の編纂に役立った。その後ルソー学校に学び、独自の技法を確立した。

セシュエーはフロイトジャン・ピアジェに学び、幼児期のトラウマと精神病に関連があると考えた。患者の一人「ルネ」を、セシュエーはのち養女にした。その日記をセシュエーのコメントとともに刊行したのが『分裂病の少女の手記』で、反精神分析のよりどころとなった。セシュエーの仕事はR・D・レインに影響を与え『引き裂かれた自己』で論及されている。

日本語訳

  • 『分裂病の少女の手記 心理療法による分裂病の回復過程』編 (現代科学叢書) 村上仁,平野恵訳. みすず書房, 1955
  • 『分裂病の精神療法 象徴的実現への道』三好暁光訳. みすず書房, 1974
  • 『象徴的実現 分裂病少女の新しい精神療法』三好暁光, 橋本やよい訳. みすず書房, 1986.1



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  マルガレーテセシュエーのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

マルガレーテセシュエーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マルガレーテセシュエーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマルガレーテ・セシュエー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS