ポンス (トゥールーズ伯)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ポンス (トゥールーズ伯)の意味・解説 

ポンス (トゥールーズ伯)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/01 01:21 UTC 版)

ポンス
Pons
トゥールーズ伯
在位 1037年 - 1060年

出生 1019年
死去 1060年
トゥールーズ
埋葬 トゥールーズサン・セルナン教会英語版
配偶者 マージョリー
  アルモディス・ド・ラ・マルシュ
子女 ポンス
ギヨーム4世
レーモン4世
ユーグ
アルモディス
家名 トゥールーズ家
父親 トゥールーズ伯ギヨーム3世
母親 エマ・ド・プロヴァンス
テンプレートを表示

ポンス(2世)・ギヨームフランス語:Pons (II) Guillaume, 1019年 - 1060年[1]は、トゥールーズ伯(在位:1037年 - 1060年)。トゥールーズ伯ギヨーム3世エマ・ド・プロヴァンスの長男[2]。母方よりプロヴァンス辺境伯領を継承した。多くの完全私有地(allodium)を保持していたことで知られ、ローマ法サリカ法および西ゴート法に信を置いていた。

生涯

すでに1030年に、ポンスはアルビジョワにおいて大きな権力を保持していた。1037年、ポンスは多くの私有教会や、ポルタ・スピナ、ニームおよびプロヴァンスにある半分の城などを結婚祝いとして妃マージョリーに与えた。

1038年、ポンスはアルビ教区をトレンカヴェル家との間で分割した。1040年、ディアンの領地をクリュニー修道院に寄贈した。1047年に、クリュニー修道院にモワサックを寄贈した特許状において、ポンスは初めて宮中伯として言及されている。

ポンスは1060年か1061年初めにトゥールーズで死去し、サン・セルナン教会英語版に埋葬された。

結婚と子女

1022年に、マージョリー(1044年没)と結婚し[3]、以下の息子をもうけた。

  • ポンス(1063年没) - 伯位を継承せず

1040年に、ユーグ5世・ド・リュジニャンの妃であったアルモディス・ド・ラ・マルシュと結婚し、以下の子女をもうけた。しかし、ポンスも1053年にアルモディスを離婚した。

  • ギヨーム4世(1040年頃 - 1094年) - トゥールーズ伯(1061年 - 1094年)
  • レーモン4世(1052年頃 - 1105年)[4] - トゥールーズ伯(1094年 - 1105年)
  • ユーグ - サン=ジル修道院長
  • アルモディス - メルグイユ伯ピエールと結婚

脚注

  1. ^ レーモン・ポンスが"ポンス1世"といわれる。ラテン語でPontiusまたはPoncius、スペイン語でPonceと綴られる。
  2. ^ Graham-Leigh 2005, p. table 9.
  3. ^ Graham-Leigh 2005, p. table 2.
  4. ^ Sweetenham 2011, p. 391.

参考文献

  • Graham-Leigh, Elaine (2005). The Southern French Nobility and the Albigensian Crusade. The Boydell Press 
  • Lewis, Archibald R. (1965). The Development of Southern French and Catalan Society, 718 - 1050. Austin: University of Texas Press 
  • Sweetenham, Carol, ed (2011). The Chanson D'Antioche: An Old French Account of the First Crusade. transl. Susan Edgington. Routledge 
先代
ギヨーム3世
トゥールーズ伯
1037年 - 1060年
次代
ギヨーム4世



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ポンス (トゥールーズ伯)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ポンス (トゥールーズ伯)」の関連用語

ポンス (トゥールーズ伯)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ポンス (トゥールーズ伯)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのポンス (トゥールーズ伯) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS