ボー・サンシーとは? わかりやすく解説

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ボー・サンシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/07 22:54 UTC 版)

ボー・サンシーの模造品
ボウタイにつけたボー・サンシーを身に着けるプロイセン王妃エリーザベト・クリスティーネ

ボー・サンシーBeau Sancy)は、著名な宝飾用ダイヤモンドの一つ。

概要

外見は、ずんぐりとしたセイヨウナシ型ともいえる形状。34.98カラットの大きさを誇り、110面のカットが施されている。もともとの産地は、インドゴルコンダ産とされている[1]

歴史

16世紀後半、ダイヤモンド収集家のボー・サンシーがイスタンブールで見いだしたことから名付けられた。後に、フランスの国王アンリ4世が購入。購入にあたってはダイヤモンドに惚れ込んだ王妃マリー・ド・メディシスの意向が大きく働いたとされ、息子のルイ13世摂政となった際には、戴冠式王冠にボー・サンシーを飾らせたことから、広く一般に知られるようになった。その後、ボー・サンシーはイギリス王室プロイセン王室を転々としたが、20世紀後半には公開されることもなくなり、幻のダイヤモンドと化した。2012年、サザビーズがボー・サンシーの競売を公表。世界各国で展示された後、同年5月15日に競売に付され904万2500スイスフランで落札された[2]

出典

  1. ^ “34.98カラットのダイヤモンド、5月に競売へ 落札価格は数億円か”. AFPBB News (フランス通信社). (2012年2月29日). https://www.afpbb.com/articles/-/2861690?pid=8565985 2012年5月16日閲覧。 
  2. ^ “王族のダイヤ競売に”. NHK News (日本放送協会). (2012年5月16日). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120516/t10015153691000.html 2012年5月16日閲覧。 

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