ペアー・フラワーとは? わかりやすく解説

ペアー・フラワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/10 17:59 UTC 版)

ペアー・フラワー(ペア・フラワー)とは、カクテルの名称である。ただし、このカクテルには、大きく分けて2つの処方が存在する。まず1つ目は、ショートドリンクに分類される、リキュールをベースとした、かなりアルコール度数が低いカクテル。そしてもう1つは、ノンアルコールカクテルに分類されるカクテルである。なお、ペアー(Pear)というのは、梨(セイヨウナシ)のことだが、これらのカクテルには、いずれも梨に由来する材料は使用されていない。

ショートドリンクのペアー・フラワー

ここでは、リキュールをベースとするペアー・フラワーについて記述する。

標準的なレシピ

作り方

オレンジ・キュラソー、オレンジ・ジュース、卵を強くシェークして、大型のカクテル・グラス(容量120ml程度)に注げば完成である。

備考

  • オレンジ・ジュースは、その場でオレンジを絞ったものを使用するのがベストであるが、市販のジュースを用いても良い。
  • 卵を混合しなければならないため、シェークは強めに行うことが必要がある。
  • グラスは、ソーサー型のシャンパン・グラス(容量120ml程度)で代用しても良い。

この節の主な参考文献

  • 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
  • 伊東 正之 監修 『スタンダード・カクテル』 創元社 1989年12月10日発行 ISBN 4-422-74024-5
  • 今井 清 『カクテルブック』 ナツメ社 1988年4月20日発行 ISBN 4-8163-0667-6

ノンアルコールカクテルのペアー・フラワー

ノンアルコールカクテルのペアー・フラワーは、1950年5月3日に開催された、オール・ジャパン・ドリンクスコンクールのソフトドリンクの部で第1位となったカクテルである。作者は、池田光明。なお、ノンアルコールカクテルの中には、わずかにエタノールを含有したものもあるが、これについてはアルコール度数0%である。しかし、既述のように同名でアルコール度数0%ではないカクテルもあるので注意が必要。

レシピ

  • オレンジ・ジュース = 1個と2分の1個分
  • 全卵(鶏卵) = 1個分
  • 砂糖 = 2tsp

作り方

オレンジ・ジュース、卵、砂糖を強くシェークして、タンブラー(容量240ml程度)に注ぐ 。 その後、果物をグラスに飾り、ストローを添えれば完成である。

備考

卵を混合しなければならないため、シェークは強めに行うことが必要である。

この節の参考文献

  • 稲 栄作 『カクテルレシピ1380』 柴田書店 1989年6月1日発行 ISBN 4-388-05502-6

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