ヘンリク_(シュレースヴィヒ公)とは? わかりやすく解説

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ヘンリク (シュレースヴィヒ公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 04:08 UTC 版)

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ヘンリク
Henrik af Sønderjylland
シュレースヴィヒ公
在位 1364年 - 1375年

出生 1342年ごろ
死去 1375年8月
埋葬  デンマークシェラン島ソーレ修道院教会
配偶者 クニグンデ
家名 エストリズセン家
父親 デンマーク王ヴァルデマー3世
母親 リヒャルディス・フォン・シュヴェリーン
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シュレースヴィヒ公ヘンリク(デンマーク語:Henrik af Sønderjylland, 1342年ごろ - 1375年8月)は、シュレースヴィヒ公(南ユトランド公)(在位:1364年 - 1375年)。

生涯

ヘンリクはデンマーク王ヴァルデマー3世(シュレースヴィヒ公としてはヴァルデマー5世)の次男である。兄ヴァルデマー(1338年頃 - 1360年)はいくつかの文書に父ヴァルデマー3世とともに署名していたが、ヴァルデマーが1360年に死去した後は、ヘンリクがその役目を果たした。ヴァルデマー3世の家系はデンマーク王アーベルを祖とするエストリズセン家の分家で、叔母ヘルヴィヒはデンマーク王ヴァルデマー4世の王妃であった。

1364年、ヘンリクはシュレースヴィヒ公領の一部のみを継承した。公領の南部はホルシュタイン伯に質入れされており、残りは母リヒャルディスに寡婦財産として与えられたためである。このようにヘンリクには公領のごく一部しか残されておらず、ヘンリクは度々資金不足に悩まされた。1367年、ヘンリクはランゲラン島をデンマークの貴族パンダ家(Panter)に質入れせねばならなくなった。ヘンリクの支配領域は北の強大なデンマーク王ヴァルデマー4世と、南のホルシュタイン=レンズブルク伯ハインリヒ2世およびニコラウスの支配領域にくさびを打ち込む場所にあり、ヘンリクはこの対立する両者の仲立ちをしようと試みたが、集中砲火を浴びることになった。1374年6月、ヘンリクは全ての質権の証書をデンマーク王に譲渡することになった。

ヘンリクは1375年8月に死去し、シェラン島ソーレの教会に埋葬された。

結婚

ヘンリクはクニグンデ(1386年没)と結婚したが、クニグンデの出自については未詳である。ヘンリクには子がおらず、エストリズセン家のシュレースヴィヒ公家はヘンリクの死により断絶した。クニグンデはヘンリクの死後デンマークへ行き、そこで死去した。

参考文献

  • Dansk biografisk leksikon, vol. 10, Copenhagen, 1936
  • Diplomatarium Danicum III, 9, Nr. 375 (contains the pledge letters of 1374), Copenhagen 1982
  • Otto Brandt: Geschichte Schleswig-Holsteins, Kiel, 1989
  • Hans J. Runge: Niehuus in der spätmittelalterlichen Landesgeschichte, in: Jahrbuch des Heimatvereins Schleswigsche Geest 2003, Husum, 2002
  • H.V. Gregersen: Slesvig og Holsten indtil 1830, Copenhagen, 1981
先代:
ヴァルデマー5世
シュレースヴィヒ公
1364年 - 1375年
次代:
ヘンリク・ヤーン
クラウス



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