ブロックI (ソユーズロケット)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ブロックI (ソユーズロケット)の意味・解説 

ブロックI (ソユーズロケット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/04 02:23 UTC 版)

ブロックIロシア語: блок «И»)とは、ソユーズロケットの3段目に使用されるロケット。

概要

1964年11月に打ち上げられたソユーズロケットの前身機であるヴォスホートロケットでは3段目としてモルニヤのために開発されたRD-0108エンジンを備えたブロックIが装備された。ヴォスホートは偵察衛星や有人宇宙飛行のために使用された。ヴォスホートから派生した"連帯"を意味するソユーズは1966年10月28日にRD-0110エンジンを搭載したブロックIを備えて打ち上げられ、同様に軽量化され、テレメトリが改良された[1]

3段目のブロックIは243.9秒間燃焼する。3段目の始動後間もなく、2段目の切り離しの後、およそ9.66秒後にブロックIから中間段が分離される。およそ打ち上げから4分58秒で3段目の飛行中にフェアリングが分離される[1]

2011年8月24日に打ち上げられたプログレスM-12M補給船はRD-0110エンジンの故障が原因で打ち上げに失敗した[2]

最新のソユーズ-2.1bソユーズ-2.1vで使用されるブロックIではRD-0124を搭載する[3]

参考文献

[ヘルプ]
  1. ^ a b Soyuz 2-1A launches with Metop-B for Europe
  2. ^ Christian Lardier; Stefan Barensky (2013年3月). The Soyuz Launch Vehicle: The Two Lives of an Engineering Triumph. Springer Science & Business Media. pp. xiii-xv. 
  3. ^ Razgonny Block-I



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブロックI (ソユーズロケット)」の関連用語

ブロックI (ソユーズロケット)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブロックI (ソユーズロケット)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブロックI (ソユーズロケット) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS