ブルテュール (航空機)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ブルテュール (航空機)の意味・解説 

ブルテュール (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/23 07:23 UTC 版)

Br.960 ブルテュール

ブレゲー Br.960 ブルテュール(Breguet Br.960 Vultur、コンドルの意)はフランスの試作艦上攻撃機1951年8月3日初飛行。試作2機のみにとどまったが、その成果は後日ブレゲー アリゼ対潜機の開発に役立つこととなった。

設計と開発

ブルテュールは機首に「アームストロング・シドレー マンバターボプロップエンジンを、尾部に「ロールス・ロイス ニーンターボジェットエンジンを装備した混合動力設計だった。低翼形式の主翼は前縁に後退角がつき、後縁は直線で、中央で折り畳むことができた。降着装置は前輪式で、主脚は翼の折り畳み箇所のすぐ内側にあって胴体側に引込み、前脚は後方に引込んだ。

ブルテュールの操縦士席と副操縦士席は枠付きのキャノピーの中に横に並んでいた。通常の搭載兵装は1トン爆弾1個と8発のロケット弾だった。右翼端にはポッドに収められたレーダーが装着され、左翼端には釣り合いを取るために燃料タンクが付けられた。また、胴体の下には大型の捜索レーダーを装着することもできた。

フランス海軍はやがてターボプロップ攻撃機への興味を失ったが、一方で新たな対潜兵器のプラットフォームを求めており、ブレゲーは2機目の試作機をそのデモ用に改造した。これは今日ブレゲー Br.965 エポーラール(Épaulard、シャチの意)として知られており、アリゼの前駆となるものであった。

要目(Br.960 試作2号機)

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブルテュール (航空機)」の関連用語

ブルテュール (航空機)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブルテュール (航空機)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブルテュール (航空機) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS