ブラックバーン_シーグレーブとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ブラックバーン_シーグレーブの意味・解説 

ブラックバーン シーグレーブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 13:31 UTC 版)

セグレイヴ

ブラックバーン B1 セグレイヴ(Blackburn B-1 Segrave)は1930年代のイギリスの双発の4座席のツーリング機である。ブラックバーン・エアクラフトで製造された。英語の発音を日本語にするとセグレイヴとなるが、主に日本語ではシーグレーブと表記される。

レーシング・ドライバーで、自動車の速度記録を樹立したヘンリー・セグレイヴが設計した。双発の単葉機である。木製の試作機はサンダース・ローで、Saro Segrave Meteor Iという名前で製作された。試作機は1930年5月28日に初飛行したが、設計したセグレィヴが同じ年の6月13日に事故死したことで、開発が遅れた。イタリアのローマにデモ飛行し、ピアジオ P.12としてライセンス生産を行う契約が結ばれたが、2機がピアジオで製造されただけである。金属構造に改造した機体、2機がブラックバーン社で製造され、はじめブラックバーン CA.18の型式名で、後にB.1の型式名がつけられた。

ヨーロッパで受注をうけるためのデモ飛行を行ったが、ブラックバーンで、新しい単桁構造の主翼に改造してCA.20となった3機目が製造されただけで終わった。

運用歴

  • Segrave Meteor (G-AAXP):デモ飛行に使用された後1932年まで個人用に使用された。
  • Segrave I (G-ABFP):British Air Navigation Companyでチャーター便で使用後、個人用に売却、1934年に廃却された。
  • Segrave I (G-ABFR):1935年まで North Sea Aerial & General Transport Company、1938年までBritish Air Transport で使用。
  • Segrave II (G-ACMI):1934年に初飛行、ブラックバーンで1935年まで使用。

スペック (Segrave I)

  • 乗員: 4名
  • 全長:8.69 m
  • 全幅:12.04 m
  • 全高:2.36 m
  • 翼面積:21.37 m2
  • 自重:1,019 kg
  • 最大離陸重量:1,497 kg
  • エンジン: 2× デハビランド ジプシー III、120 hp
  • 最大速度:222 km/h
  • 航続距離:724 km
  • 最大到達高度:4,265 m



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブラックバーン_シーグレーブ」の関連用語

ブラックバーン_シーグレーブのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブラックバーン_シーグレーブのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブラックバーン シーグレーブ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS