フィロ・イコニャとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > フィロ・イコニャの意味・解説 

フィロ・イコニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 16:11 UTC 版)

フィロ・イコニヤ (2012年)

フィロ・イコニヤ(Philo Ikonya、1959年 - )は、ケニア詩人小説家ジャーナリストで人権活動家である。

履歴

ナイロビ大学に通い比較文学論で修士課程を修了、ケニアでは名前の知られた文筆家でケニアPEN協会会長を務め、新聞やインターネット上の雑誌に執筆。またラジオやテレビに出演するなど女性の人権擁護の活動をしてきた。

詩と小説を多く書いており、その政治的な発言と著述に対する露出な嫌がらせと脅迫が次第につのり、暴力事件に発展したことから 2009年にケニヤを脱出して亡命者となる。1年後、報道と出版の自由を守る都市のひとつスウェーデンオスロで生活を始めると大学で言語学の講師を務め、著述のほかシンポジウムなどにて発表している[注 1]

スウェーデンで発表した小説に『Kenya, Will You Marry Me?』(2011年) 、詩集『Still Sings the Nightbird』(2013年) など。また10代の読者に人権を教える著作として電子書籍シリーズ Moran Integrity Readers に『Silence Is Shame』(2016年3月) がある。

  1. ^ シンポジウム "Africa in 2010" の分科会「Narrative Ethics」(物語の倫理) の討論では Chenjerai Hove 、Sihem Bensedrine 、Philo Ikonya 、ジョナサン・シャピロ英語版他と同席[1]。分科会は言論と報道の自由を守る団体 ICORN と出版社 Celan Flinders Publishers の共催である。

脚注

  1. ^ Narrative Ethics” (スウェーデン語). Africa 2010. 2016年10月17日閲覧。

外部リンク

  • Narrative Ethics” (英語). Africa 2010. 2016年10月17日閲覧。 シンポジウム『アフリカ2010』分科会「物語の倫理」に出席
  • Nordic Africa Institute” [北欧アフリカ研究所]. 2016年10月17日閲覧。 北欧アフリカ研究所
  • The International Cities of Refuge Network” (英語). 2016年10月17日閲覧。 The International Cities of Refuge Network は言論と表現の自由を守る都市を結ぶ国際団体



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

フィロ・イコニャのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フィロ・イコニャのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフィロ・イコニャ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS