ピリジンとの比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/16 07:30 UTC 版)
「4-メチルピリジン」の記事における「ピリジンとの比較」の解説
4-メチルピリジンの共役酸である4-メチルピリジニウムイオンのpKa値は5.98である。対して、ピリジンの共役酸であるピリジニウムイオンのpKa値は5.25なので、それよりも0.7程大きい。このことは、ピリジンよりも4-メチルピリジンの方がプロトンを受け取った状態が安定である(4-メチルピリジニウムイオンの方が、ピリジニウムイオンよりも酸として弱く、プロトンを手放しにくい)ことを意味する。そして、よりプロトンを受け取っても安定であるということは、よりプロトンを受け取りやすいということ、すなわち、より塩基として強力であることを意味する。つまり、ピリジンよりも4-メチルピリジンの方が、より強い塩基であると判る。
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