ピエタ院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 23:06 UTC 版)
ピエタ慈善院(Ospedale della Pietà、オスペダーレ・デッラ・ピエタ)は、ヴェネツィア共和国の救貧院、孤児院、音楽院。
- ^ アンナ・マリーア・ダル・ヴィオリン(Anna Maria dal Violin, 1696-1782)は、ヴァイオリンの神童として知られ、かつチェロ、テオルボ、リュート、マンドリン、チェンバロ、オーボエ、ヴィオラ・ダモーレなども演奏した。24歳から70歳までは「娘たち」の指導にも当たった。ヴィヴァルディは彼女のために少なくとも28の協奏曲を作曲した。アンナ・マリーアはヴェネツィアを離れることはなかったが18世紀当時のヨーロッパで広く知られる有名人であり、バッハの従兄ヨハン・ゴットフリート・ヴァルターの力作『音楽事典』(Musicalisches Lexicon)においても評伝が載せられた5人の女性音楽家の1人であった。バーバラ・クイックの小説『ヴィヴァルディの乙女たち(Vivaldi's Virgins, 2007)』は、アンナ・マリーアの、大島真寿美の小説『ピエタ』(ポプラ社, 2011)は、アンナ・マリーアの同僚のエミーリアという人物の視点から、それぞれヴィヴァルディやピエタ、当時のヴェネツィア社会を描いている。
固有名詞の分類
- ピエタ院のページへのリンク