パドヴァの十字架とは? わかりやすく解説

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パドヴァの十字架

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 15:31 UTC 版)

『パドヴァの十字架』
イタリア語: Crocifisso di Padova
作者ジョット・ディ・ボンドーネ
製作年1303-1305年ごろ
種類ポプラ板にテンペラ
寸法223 cm × 164 cm (88 in × 65 in)
所蔵エレミターニ美術館、パドヴァ

パドヴァの十字架』(パドヴァのじゅうじか、伊:Crocifisso di Padova)は、ジョット・ディ・ボンドーネによって、1303-1305年ごろに制作されたポプラ板上のテンペラ[1]。元来、パドヴァスクロヴェーニ礼拝堂にある格子イコノスタシスの上に吊り下げられていたが、おそらく同じ礼拝堂にあるジョットのフレスコ画と同時期のものである[2]。現在、パドヴァのエレミターニ美術館に掛けられている。

『十字架』は、1864年にカヴァルカセッレによってジョットに最初に帰属された。その帰属は、当時の作品の状態が悪かったため、当初はリンテレン、ウェイゲイト、ブランディなどの他の美術評論家によって疑義が呈されたが、修復後、ジョットによる作品として認められている[3]

ジョットの『磔刑』

脚注

  1. ^ (イタリア語) C. Gnudi, Giotto, 1958.
  2. ^ (イタリア語) Maurizia Tazartes, Giotto, Rizzoli, Milano 2004.
  3. ^ (イタリア語) Edi Baccheschi, L'opera completa di Giotto, Rizzoli, Milano 1977.

 




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