ハルビン市道外区1月2日火災事故とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ハルビン市道外区1月2日火災事故の意味・解説 

ハルビン市道外区1月2日火災事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 06:09 UTC 版)

ハルビン市道外区1月2日火災事故
日付 2015年1月2日 (2015-01-02)
時刻 13:07
場所 中国黒竜江省ハルビン市道外区北方南勳陶磁大市場

ハルビン市道外区1月2日火災事故(ハルビンしどうがいく いちがつふつかかさいじこ)とは、2015年1月2日中華人民共和国黒竜江省ハルビン市道外区で発生した火災事故

11階建てビルが倒壊し、消防士5人が犠牲となり、13人の消防士と1人のガードマンが負傷し、火災は20時間も続いた[1][2]

概要

火災現場はハルビン市道外区の「南勲陶瓷市場」内の雑居ビルで、通報時には大惨事になるようには思えなかった。1~3階の商店、4~11階の住居からは住民2000人以上が避難。現場には消防車121台、消防隊員515人が出動した。

しかし、建物は80年代末に建てられたもので、消火設備が見つからなかった。スプリンクラーどころか消火器もほとんどなく、火は瞬く間に1~3階の商店部分に燃え広がった。建物の周辺には消防車両が入れる道路もなかった。市場の狭い道の駐車車両や在庫商品のせいで、消防隊員が火災現場の建物に入ったのは出火から6時間後の午後7時ごろだった。

その後、老朽化した商店街の3階の屋根が崩壊し、消防隊員5人が死亡した。犠牲になった消防隊員は10代後半から20代前半で、配属から4カ月しかたっていなかったことから「赤ん坊同然の新参者を無理に投入したのではないか」との批判が相次いだ。消防は「突然の崩壊は予想できなかった」と反論した[3]

なお、道外区内では2014年4月25日インターネットカフェ、同年6月10日に3階建ての古い建物、同年9月2日には馬克威商場と火災が発生しており、馬克威商場での火災では2名が死亡している[4][5]

2015年1月4日中華人民共和国公安部政治部は今回の事故で犠牲になった5名の消防士を「烈士」と認定し、献身国防記念金メダルを授与、弔慰金として20,000元を支給した [6]

出典




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハルビン市道外区1月2日火災事故」の関連用語

ハルビン市道外区1月2日火災事故のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハルビン市道外区1月2日火災事故のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハルビン市道外区1月2日火災事故 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS