ハリソン・ブルース・トードフとは? わかりやすく解説

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ハリソン・ブルース・トードフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 23:49 UTC 版)

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戦闘機パイロット時代のトードフ

ハリソン・ブルース(・バド)・トードフ(Harrison Bruce "Bud" Tordoff、1923年2月8日 - 2008年7月23日)は、アメリカ合衆国の鳥類学者、自然保護活動家である。アメリカ鳥学会の会長を務めた。第二次世界大戦中は戦闘機パイロットとして働いた。

略歴

ニューヨーク州のメカニクヴィル(Mechanicville)に生まれた。"Bud"は子供時代からの愛称である。アディロンダック山地で育ち、父親と狩りや釣りに伴われ、自然や動物と親しんだ。1940年にコーネル大学に入学するが、1942年に召集され、アメリカ陸軍航空隊で1943年からヨーロッパで戦闘機パイロットとして戦い、85回の出撃を行い、8機の戦果を上げた。

終戦後、大学に戻り、1946年に卒業し、翌年結婚した。1947年から1950年までミシガン大学の鳥類学者、ヴァン・ティン(Josselyn Van Tyne)のもとで研究し、骨格の形状による鳥類の分類学研究で博士号を得た。1950年から1957年まで、カンザス大学の自然史博物館、1957年からミシガン動物学博物館で働いた。1970年から1983年の間、ミネソタ大学のベル自然史博物館(Bell Museum of Natural History)の館長を務めた。1991年にミネソタ大学を退職した。

1952年から1954年の間、ミシガン大学に拠点をもつウィルソン鳥類学会(Wilson Ornithological Society)の機関紙の編集を行った。アメリカ鳥学会の会員で1978年から1980年の間、会長を務めた。はじめ、716冊の冊子で刊行された鳥類事典、"Birds of North America"のプロジェクトの資金確保に貢献した。自然保護運動にも熱心で、多くの環境再生のプロジェクトや野鳥保護の運動に参加した。

参考文献

  • Frank B. Gill: In Memoriam Harrison Bruce Tordoff, 1923–2008 In: The Auk 126(2):S. 463–465, 2009



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