ノーススターエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 04:32 UTC 版)
ノーススターエンジン(英:Northstar engine)は、米国ゼネラルモーターズ(GM)のV型8気筒DOHCガソリンエンジンである。オールアルミニウムエンジンと称しているが、シリンダーには鋳鉄ライナーが挿入されている。同時期に開発、生産されたBMWのV8やJaguarのV8はシリンダー内壁にニカシル(Nikasil)が生成されていたことと対照的である。スタータ(セルモーター)は、吸気マニフォールド下の左右バンクの間に位置しており、外気にさらされたりしないような構造である。またキャメルモードという、冷却水が完全に失われた場合でもエンジンの運行を続けられるような機能が搭載されている。キャメルモードでは、シリンダーを互い違いに止め(ガソリンの燃焼を止めるだけでシリンダーの機械的な動きまで止めている訳ではない)、その休止状態のシリンダーを介して空気を循環させることで、動作中のシリンダーや他のエンジン部分を空冷する。これにより、エンジンのオーバーヒートを避けながら、低出力ながらも車の運行を継続することができるようになっている。
- 1 ノーススターエンジンとは
- 2 ノーススターエンジンの概要
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