トンガ海軍とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > トンガ海軍の意味・解説 

トンガ海軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 08:36 UTC 版)

トンガ海軍
2013年、シドニー湾を航行中のトンガ海軍哨戒艇サヴェア英語版
創設 1973年3月10日
国籍  トンガ
兵科 海軍
識別
軍艦旗
テンプレートを表示

トンガ海軍(トンガかいぐん、英語: Tongan Maritime Force)は、トンガ王国軍の海軍部門である。

歴史

トンガ防衛局(TDS、後のトンガ王国軍)は1973年3月10日に国王タウファアハウ・トゥポウ4世によって設立され、この日、最初の艇が就役した[1]。最初の艇はガーハウ・コウラ英語版 (P101)、次いでガーハウ・シリヴァ(P102)で、名前はそれぞれ金の矢と銀の矢を意味する[1]。これらは志願兵によって運航されていたが、現在では運航されていない[1]

その後、1989年から1991年にかけて3隻のネイアフ級哨戒艇(パシフィック級哨戒艇)を就役させた[2]。これらは、パシフィック級哨戒艇プログラムの一環としてオーストラリアからトンガに供与されたものである[3]

2019年からは、同じくオーストラリアからガーハウ・コウラ級哨戒艇(ガーディアン級哨戒艇)が供与されている[2]

ロイヤルヨット

  • ティティルペ英語版、メースフィールド海軍基地

哨戒艦隊

トンガ海軍の主要な基地は、ヌクアロファのトウリキにあるメースフィールド基地である[2]。2021年9月時点で2隻の哨戒艇がある。

タイプ クラス 排水量 名前 # 就航 母港
哨戒艦艇 ガーディアン級哨戒艇英語版 ガーハウ・コウラ英語版[2] P301 2019年 ヌクアロファ
哨戒艦艇 ガーディアン級哨戒艇 ガーハウ・シリヴァ英語版 P302 2021年 ヌクアロファ

後方支援艦隊

タイプ クラス 排水量 名前 # 就航 母港
機動揚陸艇 LCM-8 113トン レイト英語版[2] C315 ヌクアロファ

海兵大隊

トンガ海兵隊は、3個の歩兵中隊と支援中隊からなる1個大隊で、ファアモツに拠点を置いている[2]

海上航空部隊

ファアモツ国際空港を拠点とする海上航空団[2]

航空機 タイプ バージョン 運用中 備考
ビーチクラフトG.18S[2]  USA 捜索救難 SNB-1 Kansan 1[2]
アメリカン・チャンピオン シタブリア英語版[2]  USA 海上哨戒 7KCAB 1[2]

脚注

  1. ^ a b c Moore, John (1984). Jane's All The World's Fighting Ships. Jane's Publishing. pp. 465. ISBN 0710607741 
  2. ^ a b c d e f g h i j k 井上孝司「ネーバル・レビュー2020―世界の海軍力総覧―」『世界の艦船』第922号、海人社、2022年1月、167頁。 
  3. ^ “Semaphore: The Pacific Patrol Boat Project”, Semaphore (オーストラリア国防省) (2), (2005), https://www.navy.gov.au/media-room/publications/semaphore-02-05 2022年2月13日閲覧。 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  トンガ海軍のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トンガ海軍」の関連用語

トンガ海軍のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トンガ海軍のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトンガ海軍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS