トウ翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/04 06:24 UTC 版)
本来の表記は「鄧翼」です。この記事に付けられた題名は、技術的な制限により、記事名の制約から不正確なものとなっています。 |
この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています 。 |
鄧 翼(とう よく、生没年不詳)は、前秦から後燕にかけての人物。本貫は安定郡。
経歴
前秦の車騎将軍の鄧羌の子として生まれた。前秦の河間国の相をつとめた。慕容垂が鄴を包囲すると、鄧翼を後将軍・冀州刺史に任じ、真定侯に封じて取りこもうとした。鄧翼は父の代からの秦室への忠誠を強調して拒絶したが、慕容垂は「わたしは卿の父の車騎と異姓兄弟の契りを結んだ仲であるから、卿はまたわたしの子弟も同じであり、なぜ断るのか」と言って説得した。鄧翼は折れて、慕容垂の命に従った。後燕の建武将軍・河間郡太守・尚書左丞となり、声誉があった。趙国内史として死去した。
子に鄧淵があった。
伝記資料
- トウ翼のページへのリンク