ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールとは? わかりやすく解説

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ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/25 13:36 UTC 版)

ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール: Concours International de Violon Tibor Varga)は、スイス南部のヴァレー州シオンで開催される若手ヴァイオリニストのための音楽コンクールである。

1967年、ハンガリーのヴァイオリニスト、音楽教師であるティボール・ヴァルガにより創設された。1976年、国際音楽コンクール世界連盟に加盟した。

参加資格は、17歳から30歳までのヴァイオリン奏者であり、国籍は問わない[1]。今日では、ティボール・ジュニア国際ヴァイオリン・コンクールと交互に隔年で開催されている。

開催年と入賞者

過去の優勝者などについては、公式ウェブサイトに掲載されている。

《1967年(第1回)から2007年(第41回)までの出典:[2]

《2013年から2023年までの出典:[3]

  • 第1回(1967年)
  • 第2回(1968年)
  • 第3回(1969年)
    • 第1位 キッシュ・ラースロー(Ladislas Kiss)(ルーマニア)
    • 第2位 シルヴィアン・イツィコヴィチ(Silvian Iticovici)(ルーマニア)
    • 第3位 前橋汀子(日本)
  • 第4回(1970年)
    • 第3位 ニコラス・チュマチェンコ英語版 (ポーランド)
  • 第5回(1971年)
    • 第2位 アンドラーシュ・アゴストンwikidata (ルーマニア)[4]、佐藤瑛里子(日本)
    • 第3位 シェリー・クロス(Sherry Kloss)(アメリカ)
  • 第6回(1972年)
    • 第2位 ウジェーヌ・サルブ (ルーマニア)
    • 第3位 Setsuko Nagata (アメリカ)
    • 第4位 ゲジーネ・アルブレヒト(Gesine Albrecht)(ドイツ)
  • 第7回(1973年)
    • 第2位 ウジェーヌ・サルブ[注釈 2](ルーマニア)
    • 第3位 ワレリー・クラドー(Waleri Cradow)(ドイツ)、エリザベータ・カザコヴァ(Elisaveta Kazakova)(ブルガリア)
  • 第8回(1974年)
    • 第1位 キム・ナムユン(Nam-Yum Kim)(韓国)
    • 第3位 ブルース・デュコフwikidata(アメリカ)、Henry Rubin (イギリス)
  • 第9回(1975年)
    • 第2位 ウジェーヌ・サルブ[注釈 3] (ルーマニア)、塚原るり子(日本)[5]
  • 第10回(1976年)
    • 第3位 Tomoko Yamato (日本)
  • 第11回(1977年)
    • 第3位 ラスマ・リエルマネ(Rasma Lielmane)(メキシコ)
    • 第4位 ヴラディミール・ネメツヌーロシア語版(ルーマニア)、Laurentiu Dinca (ルーマニア)
  • 第12回(1978年)
    • 第1位 ミハエラ・マルティン(Michaela Martin)(ルーマニア)
    • 第2位 アレクサンドレ・ドゥバッハ英語版(スイス)
    • 第4位 エルミナ・ダヴァロヴァ(Elmira Darvarova)(ルーマニア)
  • 第13回(1979年)
    • 第2位 コンスタンティン・セルヴァン(Constantin Serban)(ルーマニア)
    • 第3位 エミリー・ハウデンシルト(Emile Haudenschild)(スイス)
    • 第4位 ミルチャ・カリン(Mircea Calin)(ルーマニア)
  • 第14回(1980年)
    • 第1位 アレクサンダー・ブランシック英語版(ソ連)
    • 第2位 フローリン・パウルwikidata(ルーマニア)
  • 第15回(1981年)
    • 第1位 レナータ・アタナシウ=チュレイwikidata(ルーマニア)
    • 第2位 ウルリケ=アニマ・マテ(Ulrike-Anima Mathé)(ドイツ)
    • 第3位 ロラン・ドガレイユ(フランス)、ボリス・モノゾンウクライナ語版(ソ連)
  • 第16回(1982年)
    • 第2位 エヴァ・コスキネンフィンランド語版(フィンランド)
    • 第3位 エルミラ・ダルヴァロヴァwikidata(ブルガリア)、野田裕美子(日本)[6]
  • 第17回(1983年)
    • 第2位 ボリス・クシュニール英語版(オーストリア)
    • 第3位 リュック・ヘリー英語版(フランス)、ローター・シュトラウス(Lothar Strauss)(ドイツ)
  • 第18回(1984年)
  • 第19回(1985年)
    • 第2位 ガブリエル・クロイトル(ルーマニア)、トルステン・ヤニッケ(Torsten Janicke)(ドイツ)
    • 第3位 エルヴィラ・ダルヴァロヴァ(Elvira Darvarova)(ブルガリア)[注釈 5]
  • 第20回(1986年)
    • 第1位 ギュラ・ストゥラーフランス語版(ハンガリー)
    • 第2位 アンチュ・ウィザス英語版(ドイツ)
    • 第3位 Maxime Tholance (フランス)
  • 第21回(1987年)
    • 第2位 Zuhra Dundjerski (オーストリア)
    • 第3位 カテリン・ラバス(Kathrin Rabus)(ドイツ)、Luminica Virginia Burca (ルーマニア)
  • 第22回(1988年)
    • 第1位 ヴァディム・レーピン(ソ連)、サンメ・リー(Sang-Mee LEE)(アメリカ)
    • 第3位 グラツィア・アロウトゥンヤン(Gratchya Aroutunyan)(ソ連)
  • 第23回(1989年)
    • 第2位 マティアス・ヴォロングドイツ語版(ドイツ)、ダン・クラウディウ・ヴォルニチェルルーマニア語版(ルーマニア)
    • 第3位 グラツィア・アロウトゥンヤン[注釈 2](ソ連)、エイミー・クレストン(Aimée Kreston)(アメリカ)
  • 第24回(1990年)
    • 第1位 ラティカ・ホンダ=ローゼンベルクドイツ語版(日本)
    • 第2位 フローリン・クロイトルwikidata(ルーマニア)
    • 第3位 ボグダン・ズヴォリステアヌ(Bogdan Zvoristeanu)(ルーマニア)
  • 第25回(1991年)
    • 第2位 三浦章宏(日本)
    • 第3位 エレーヌ・コルレットフランス語版(カナダ)、イリーナ・ラハマナ・ムレサヌ(Irina Roxanna Muresanu)(ルーマニア)、カタリナ・ドゥダポーランド語版(ポーランド)
  • 第26回(1992年)
    • 第2位 ゴルダン・ニコリッチ英語版 (ユーゴスラヴィア)
    • 第3位 コリーナ・ボロロイ(Corina Bololoi)(ルーマニア)、千葉純子(日本)
  • 第27回(1993年)
    • 第1位 ミリアム・コンツェン英語版(ドイツ)
    • 第2位 ステファン・ミレンコヴィチ英語版(ユーゴスラヴィア)
    • 第3位 伊藤亮太郎(日本)
  • 第28回(1994年)
    • 第1位 山崎貴子(日本)
    • 第2位 ステファン・ミレンコヴィチ[注釈 2](ユーゴスラヴィア)
    • 第3位 ヴァディム・グルツマン英語版(イスラエル)
  • 第29回(1995年)
    • 第1位 吉村知子(日本)
    • 第2位 Nurit Pracht (アメリカ)
    • 第3位 ソルベ・シガーランド(Sølve Sigerland)(ノルウェー)
  • 第30回(1996年)
    • 第2位 ヨーゼフ・レンドヴァイ英語版(ハンガリー)
    • 第3位 伊藤文乃(日本)
    • 第4位 アンタル・ザライ英語版(ハンガリー)
  • 第31回(1997年)
    • 第1位 ヨーゼフ・レンドヴァイ[注釈 2](ハンガリー)
    • 第2位 アレクサンドル・トメスカウスペイン語版 (ルーマニア)
    • 第3位 キャロライン・カンベル英語版(アメリカ)
  • 第32回(1998年)
    • 第2位 スザンナ・ヘンケルドイツ語版(ドイツ)
    • 第3位 アンタル・ザライ英語版(ハンガリー)
    • 第4位 ロディオン・ザモウロウエフ(Rodion Zamourouev)(ロシア)
  • 第33回(1999年)
  • 第34回(2000年)
    • 第1位 矢野玲子 (日本)
    • 第2位 アクセル・シャッヒャードイツ語版(スイス)
    • 第3位 高瀬悠太 (日本)
  • 第35回(2001年)
    • 第1位 カーラ・ルールオランダ語版(オランダ)
    • 第2位 エリザベス・シュナイダー(Elisabeth Chnaider)(ロシア)
    • 第3位 吉本奈津子 (日本)
  • 第36回(2002年)
    • 第1位 ボリス・ブロフツィン(Boris Brovtsyn)(ロシア)
    • 第2位 ジョージ・コスミン・バニカ(George-Cosmin Banica)(ルーマニア)
  • 第37回(2003年)
    • 第1位 オレーシャ・クリリャク(Olesya Kurylyak)(ウクライナ)、ダリボル・カヴァイ英語版(スロヴァキア)
    • 第2位 キム・エドウィン・ウンス(Edwin Eung Soo Kim)(韓国)[7]
    • 第3位 ルイス・フェリペ・コエーリョ(Luiz Filipe Coelho) (ブラジル)
  • 第38回(2004年)
    • 第1位 パク・ジユン(Ji-Yoon PARK)(韓国)
    • 第2位 ヤロスラフ・ナドジツキwikidata(ポーランド)
    • 第3位 江島有希子 (日本)
  • 第39回(2005年)
    • 第2位 ヨン・ソヨン英語版(韓国)、アンタル・ザライ英語版[注釈 6](ハンガリー)
    • 第3位 シン・ヒョンス (韓国)、コルビニアン・アルテンベルガー(Korbinian Altenberger)(ドイツ)
  • 第40回(2006年)
    • 第2位 シン・アラ(A-Rah SHIN)(韓国)
    • 第3位 ホセ・マリア・ブルーメンシャイン(José Maria Blumenschein)(ドイツ)
  • 第41回(2007年)
    • 第1位 ヴィアチェスラフ・チェスティグラゾフ(Viatcheslav Chestiglazov)(スペイン)
    • 第2位 ヤロスラフ・ナドジツキ[注釈 7](ポーランド)
    • 第3位 クララ=ジュミ・カン英語版(ドイツ/韓国)

脚注

注釈

  1. ^ 出典では、ドイツ(: Allemagne)と表記されている。
  2. ^ a b c d 前年にも入賞。
  3. ^ 第6回(1972年)、第7回(1973年)にも入賞。
  4. ^ 第14回(1980年)にも入賞。
  5. ^ 第16回(1982年)入賞者のエルミナ・ダルヴァロヴァ(ブルガリア)とは別人かどうか不詳。
  6. ^ 同名の人物が第32回(1998年)にも入賞。
  7. ^ 第38回(2004年)にも入賞。

出典

  1. ^ Règlement” (フランス語). Concours International de Violon Tibor Varga. 2025年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ2025年2月24日閲覧。
  2. ^ Lauréats - Concours International de Violon Tibor Varga - ウェイバックマシン(2009年4月24日アーカイブ分)
  3. ^ Competition winners” (英語). Fondation Sion Violon Musique. 2025年2月24日閲覧。
  4. ^ “Violinist András Ágoston has died” (英語). The Strad. (2022年1月5日). オリジナルの2024年12月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20241210201228/https://www.thestrad.com/news/violinist-andras-agoston-has-died/14180.article 
  5. ^ 湘南鎌倉総合病院♪院内コンサート”. 湘南鎌倉総合病院. 2024年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ2025年2月24日閲覧。
  6. ^ プロフィール 野田 裕美子”. ALIAS - ヴァイオリン&ヴィオラ 一人デュオ. 2025年2月24日閲覧。
  7. ^ Edwin Eung Soo Kim”. Michael Hill International Violin Competition. 2025年2月25日閲覧。

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