ティアラ文庫とは? わかりやすく解説

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ティアラ文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:35 UTC 版)

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ティアラ文庫(ティアラぶんこ)は、プランタン出版が発行し、フランス書院から発売されている文庫本レーベル。なお、プランタン出版は、フランス書院の関連会社。

概要

2009年6月3日に立ち上げられた、女性を読者層と想定しているティーンズラブ小説レーベル。作品は女性キャラクターを主人公としており、男女の恋愛を主題とした作品が中心だが、初期のラインナップにはレズビアン小説も存在する。

本レーベルのしおりは、長方形ではなく、トランプの形に近い。また、タロットカード(2011年10月まで)・キャラクター紹介カード(2011年11月以降)の要素も含まれている(公式サイトでの、しおりに関する説明)。

レーベル内レーベルに「エロティックメルヘン」シリーズが発足され2018年12月17日より刊行している。また、アンソロジーとして「ティアラ文庫溺愛アンソロジー」の第1弾が2019年2月18日より刊行されていて、前述の「エロティックメルヘン」シリーズからも試みられたものがある。

姉妹レーベルの『オパール文庫』と比べると、キャラクターや舞台がファンタジックな設定を伴うものや異世界のヒストリカルロマンスが多い。

漫画化

宙出版のコミック単行本『YLC DX collection』レーベルより2013年11月19日刊行分から書き下ろしでコミカライズされており[1]、雑誌『恋愛白書DX』[注釈 1]シリーズにもそれらを掲載したことがある。『恋愛白書DX』シリーズの掲載は読み切りであったが、2017年4月17日に同じく宙出版より『ル・ノエル』という雑誌が創刊され、やはりティアラ文庫作品のコミカライズを中心にファンタジー系の漫画を連載している[2]

作家傾向

本レーベルに作品を発表している作家陣の多くが、本職はボーイズラブ作家である。特に2009年6月の最初のラインナップ5作品中4作品がボーイズラブ作家の作品だった。

その一方で、それ以外の分野のライトノベル作家などが執筆する事もあるほか、本レーベルで商業デビューした作家も存在する。さらに、同じフランス書院のジュブナイルポルノレーベルである美少女文庫の作家が本レーベルに作品を発表する事もたびたびある。

主な作家および主な作品

(順不同)

ボーイズラブ作家

  • 剛しいら
  • 水戸泉
    • ヴァンパイア・プリンセス
    • 妖かし恋奇譚 黒龍と堕天使
  • 成田空子
  • 大槻はぢめ
    • 紅の勾玉~姫君の幼馴染は陰陽師~
    • 身代わり花嫁アリス 王子様といきなり結婚!?
    • 秘蜜の修道院学校
  • 斎王ことり
    • 太陽神の姫巫女シリーズ
    • 豪華客船の監禁愛 執事と王子と囚われ姫
  • 水島忍
    • ヴィクトリアン・ロマンス 夜は悪魔のような伯爵と
    • 買われた王女
  • 永谷圓さくら
    • 契約のキス 大富豪と貴族令嬢
    • 愛の檻 騎士に淫らに触れられて
    • 愛の華 貴族に甘く口づけられて
    • 騎士恋物語
  • 岡野麻里安
    • プレイボーイ伯爵の純愛
  • しみず水都
    • 花蜜ロマネスク 王子が愛した花嫁
    • 夜蜜晶
  • 沢城利穂
    • 蜜愛 銀伯爵のシンデレラ
    • 熱愛 南国王子のシンデレラ

ライトノベル作家

当レーベルでデビューした作家

美少女文庫の作家

その他

脚注

注釈

  1. ^ 雑誌『Young Love Comic aya』の増刊号。2015年11月2日と2016年7月15日にティアラ文庫作品のコミカライズ特集号として。
  2. ^ 学園ヘブン」アンソロジー本に小説を発表したり、ボーイズラブの携帯(電話)小説を発表した事はあったが、本格的な商業活動はティアラ文庫が最初である。

出典

関連項目

  • プラチナ文庫 - 同じ版元からリリースされているボーイズラブ小説レーベル。
  • 美少女文庫 - 同じ版元からリリースされている男性向けジュブナイルポルノレーベル。公式サイトで当レーベルを妹分として紹介したことがある。
  • オパール文庫 - 同じ版元からリリースされているティーンズラブ小説レーベル。ティアラ文庫との違いは、日本人で大人の女性が主人公の現代的な作品が中心である。
  • 文庫レーベル一覧

外部リンク





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