タマル (創世記)とは? わかりやすく解説

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タマル (創世記)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/10 09:52 UTC 版)

ユダとタマル(19世紀、オラース・ヴェルネ画)

タマルは、旧約聖書の『創世記』に登場する人物で、ユダの息子たちの妻。

人物

ユダの長男・エル英語版と結婚するが、死別。その後、ユダは次男・オナンに対し、タマルと結婚し兄の血筋を残すよう命じる。しかし、オナンはタマルと関係を持つたびに、子種を地に流した(膣外射精)ため、神により殺される。ユダは、タマルに、三男シェラ英語版が成人するまで未亡人として実家に留まるよう命じた。(『創世記』38章)

その後、タマルはシェラと再婚する見込みがないことが判明すると、身分と姿を娼婦に偽り、ユダと関係を持つ。この時、代価の支払いの保証として、ユダの印章と杖を預かった。タマルの姦淫を密告するものがあったが、相手がユダであることが証明され処罰を免れる。タマルはペレツとゼラという双生児を出産した。(『創世記』38章)

タマルとユダの姦淫は、芸術作品のモチーフとなっている。

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