ソーナールガーオンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ソーナールガーオンの意味・解説 

ソーナールガーオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/19 00:16 UTC 版)

ソーナールガーオンの遺跡
ソーナールガーオンの博物館

ソーナールガーオンベンガル語:সোনারগাঁও Sōnārgāon)は、バングラデシュ、ナラヤンガンジ県にかつて存在した歴史的、行政、商業、海洋の中心地。ガンジス・デルタ地帯に存在し、現在のナラヤンガンジに含まれる。

歴史

13世紀末、この地を支配したヒンドゥー王朝がビクラムプルからソーナールガーオンに遷都した[1]

14世紀初頭、シャムスッディーン・フィールーズ・シャーがソーナールガーオンを占拠した[2]

1324年トゥグルク朝ギヤースッディーン・トゥグルクの遠征により、併合される[3]。その後、バフラーム・ハーンがこの地の長官として任命された。

1338年、バフラーム・ハーンの死後、部下のファフルッディーン・ムバーラク・シャーが独立を宣言したが、デリーからの攻撃にあって逃亡した[4]。そののち、ソーナールガーオンを取戻し、東ベンガルは大いに栄えた。イブン・バットゥータもこの地を訪れ、繁栄ぶりを記録している[5]

1346年、ムバーラク・シャーが死ぬと、ソーナールガーオンはシャムスッディーン・イリヤース・シャーの支配下に入った[6]

脚注

  1. ^ Muazzam Hussain Khan, Sonargaon, Banglapedia: The National Encyclopedia of Bangladesh, Asiatic Society of Bangladesh, Dhaka, Retrieved: 2012-01-21
  2. ^ ABM Shamsuddin Ahmed, Shamsuddin Firuz Shah, Banglapedia: The National Encyclopedia of Bangladesh, Asiatic Society of Bangladesh, Dhaka, Retrieved: 2012-01-21
  3. ^ Kingdom of South Asia
  4. ^ 堀口『世界歴史叢書 バングラデシュの歴史』、pp.56-57
  5. ^ 堀口『世界歴史叢書 バングラデシュの歴史』、p.57
  6. ^ 堀口『世界歴史叢書 バングラデシュの歴史』、p.57

参考文献

  • 堀口松城 『世界歴史叢書 バングラデシュの歴史』 明石書店2009年 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ソーナールガーオン」の関連用語

ソーナールガーオンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソーナールガーオンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのソーナールガーオン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS