セーンムアンマーとは? わかりやすく解説

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セーンムアンマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/17 06:23 UTC 版)

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セーンムアンマー
พญาแสนเมืองมาู
戴冠 1400年(チエンマイ年代記
1385年(ジナカーラマーリー)
退位 1401年(チエンマイ年代記)
1401年(ジナカーラマーリー)
全名 セーンムアンマー
出生 1362年(1386年)[1]
死亡 上記に同じ
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セーンムアンマーは、ラーンナー王朝7代目の王である。

伝記

セーンムアンマーはおそらく1386年、クーナー王とチエンコーンの王、グワトゥーンの娘であるヤスンタラーテーウィー妃の息子である。『チエンマイ年代記』はセーンムアンマーが生まれたとき多くの国から祝いが集まった。このためセーンムアンマー(10万の街が来た)と呼ばれるようになったと伝えている。

セーンムアンマーは父親の死の直後実質的なラーンナーの統治者となるが、チエンラーイの統治者であり前王の兄弟であったターオ・マハープロムと敵対する。1386年、ターオ・マハープロムはアユタヤパグワ(ボーロマラーチャー1世)と同盟し、ラムパーンに攻め込むが失敗した。その後、ターオ・マハープロムはアユタヤと袂を分かち、再びラーンナーに帰順しチエンラーイの国主となった。

その後セーンムアンマーは南に領土を広げようと画策し、1387年ないし88年、スコータイに遠征するが失敗に終わる。この後セーンムアンマーは内政に目を向け仏教保護政策を展開。ワット・チェーディールワンを建設した。『ジナカーラマーリー』によれば252キログラム相当の金でワット・プラタートハリプンチャイのプラ・タート(仏塔)に金を貼り付けた。

参考文献

  • ตำนานพื้นเมืองเชืยงใหม่ ฉบับปรับปรุงใหม่, อรุณรัตน์ วิเชียรเขียว และ เดวิด เค. วัยอาจ, เชืยงใหม่ :Silkworm Books, 2543 ISBN 9749575512
  • Ongsakul, Sarassawadee, History of Lan Na, trans. Chitraporn Tanratanakul, Chian Mai: Silkworm Books, Thai text 2001, English text 2005, ISBN 9789749575840
  • Wyatt, David. K.: Thailand: A Short History 2nd ED., USA: Yale University Press / Chiang Mai: Silkwormbooks, 2003, ISBN 9780300084757 ISBN 974957544X

脚注

  1. ^ 括弧内は『チエンマイ年代記』 ตำนานพื้นเมืองเชืยงใหม่ ฉบับปรับปรุงใหม่, อรุณรัตน์ วิเชียรเขียว และ เดวิด เค. วัยอาจ, เชืยงใหม่ :Silkworm Books, 2543, p.68 ISBN 9789749575512 の1400年の時点で14歳だったという記述に基づく。これが正しいとすると2歳から4歳時の間に次王サームファンケーンを授かったことになる。なお『ジナカーラマーリー』は即位時に23歳であったと記している。
先代:
クーナー
ラーンナー王朝
1385年-1401年
(1400年-1401年)
次代:
サームファンケーン




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