セカンドパートナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/13 07:41 UTC 版)
セカンドパートナーとは、すでに結婚している者(既婚者)が、配偶者以外との異性(既婚独身を問わない)と恋愛感情に基づく関係を持つことである[1][2]。独身者が既婚者と恋愛感情に基づく関係を持つこともセカンドパートナーの関係性である[1]。いずれも略して、セカパと称されることも多い[3]。
単なる友人関係ではなく恋愛感情を伴うが、不倫とは異なるとされる(後述)。
セカンドパートナーに対し、夫婦関係のことをファーストパートナーという。セカンドパートナーは多くが10年未満の交際期間とされていたが、近年は恒久的な恋愛関係となることもある[4]。
背景
セカンドパートナーを求める背景として、「悩み相談の相手がほしい」や「結婚相手以外との刺激がほしい」というものがあるとされている[5]。既婚者向けのマッチングアプリも存在するが、[6]目的は不倫相手を探すだけではない[7]。
特徴
セカンドパートナーという言葉は、2018年頃に日本で生まれたとされています。SNSやインターネットの普及により、既婚者同士の新しい関係性のあり方として徐々に浸透してきました。[8]
不倫との主な相違点として、性交渉を持たないということが基本とされる[9]。そのため、性交渉を行うことを主目的とする関係であるセックスフレンドとは区別される。交際相手も既婚者であることが多く、互いの家庭は壊さないことが前提とされる[9][2]。
ただし、セカンドパートナーを有している人の中には肉体関係を持っている者がいるという調査もある[9]。
法的問題
日本国の法においては、上記のような形態でのセカンドパートナーの場合、挿入を伴う性行為が行われないことから基本的には裁判上の離婚理由にはならない[5]。ただしあまりに親密度の過ぎた関係を持った場合や、配偶者がセカンドパートナーの存在を不安・不満に思い別居したときなど、場合によっては離婚に発展したり慰謝料の支払い義務が生じたりすることもある。
関連項目
脚注
- ^ a b “セカンドパートナーとは?出会いの場やどこまでの関係性か解説|既婚マッチ”. kikon-match.co.jp. 2024年5月15日閲覧。
- ^ a b “セカンドパートナーって?不倫とは違う既婚者同士の新しい男女関係とは”. mamagirl. 2024年1月21日閲覧。
- ^ “【最新事情】セカンドパートナーとは?不倫との違いや沼にはまってしまう理由を解説”. 既婚者クラブ. 2025年2月25日閲覧。
- ^ a b “既婚者同士より安心?独身セカンドパートナーの発覚リスク”. 2024年5月15日閲覧。
- ^ “【2024年】既婚者向けマッチングアプリおすすめランキング!無料の既婚者OKアプリを紹介”. ふくむすび|出会い・マッチングアプリ情報メディア (2024年1月20日). 2024年1月21日閲覧。
- ^ “目的は「不倫相手を探す」だけではない?…「既婚者限定マッチングアプリ」に集まる人たちの言い分”. 目的は「不倫相手を探す」だけではない?…「既婚者限定マッチングアプリ」に集まる人たちの言い分 アプリなら、より安全に、より多くの相手と出会える (2022年12月21日). 2024年12月22日閲覧。
- ^ “セカンドパートナーと築くプラトニックな関係とは?心のつながりを大切にする出会い方”. セカパ【公式】既婚者マッチングアプリ. 2025年6月13日閲覧。
- ^ a b c ホテル行っても頬ずりだけ!俗人には理解不能なセカンドパートナーの恋愛観 - 秋山謙一郎、ダイヤモンド・オンライン、2017年7月1日(インターネット・アーカイブ)
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