ジョーダン・フェイゾン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 09:48 UTC 版)
フリーエージェント | |
---|---|
ポジション | PF |
所属リーグ | B3リーグ |
基本情報 | |
国籍 | ![]() |
生年月日 | 1994年10月17日(30歳) |
出身地 | ![]() |
身長 | 201cm (6 ft 7 in) |
体重 | 107kg (236 lb) |
キャリア情報 | |
大学 | カリフォルニア州立工科大学ポモナ校 |
プロ選手期間 | 2016–現在 |
経歴 | |
2016-17 | Uni-Riesen Leipzig(ドイツ) |
2017-20 | 東京エクセレンス(現・横浜エクセレンス) |
2020 | 京都ハンナリーズ |
2020-21 | 福島ファイヤーボンズ |
2021-22 | アイシン・アレイオンズ |
2022-23 | 横浜エクセレンス |
2023-24 | さいたまブロンコス |
2024-25 | しながわシティ |
受賞歴 | |
|
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キャリアハイ | |
レギュラーシーズン / プレーオフ | |
得点 | 42:vs奈良(2020/02/02) |
3ポイント成功数 | 4:vs茨城(2021/05/03) |
リバウンド | 21:vs山形(2019/10/19) |
アシスト | 17:vs香川(2020/02/08) |
スティール | 5:vs岩手(2019/04/27) |
ブロック | 6:vsアイシンAW(2019/01/26) |
選手情報 B.LEAGUE.jp
|
ジョーダン・マイケル・フェイゾン(Jordan Michael Faison、1994年10月17日 - )は、アメリカのプロバスケットボール選手。アメリカのカリフォルニア州レイクフォレスト出身。ポジションはパワーフォワード。父親は元NFL選手のデリック・フェイゾンである。
学生時代
エル・トロ高校(2009-12)
カリフォルニア州のエルトロ高校では、2011-12シーズンには、チームを22勝9敗の記録に導き、オールサウスコーストリーグ、オールCIFディビジョン1Aセカンドチーム、およびサウスコーストリーグ共同最優秀選手賞を受賞した。
カリフォルニア州立工科大学ポモナ校(2012-16)
2012-13シーズン(大学1年生時)。 チームの31試合全てに出場した。シーズンをフィールドゴール成功率57.6%で終え、これはカリフォルニア・カレッジアスレチックアソシエーション(CCAA)で4位にランクイン。2月2日のチコ州立大学戦でシーズン最高の15点を記録し、その試合で10投中7本を決めた。NCAAトーナメントでは2試合で平均12点だった。
2013-14シーズン(大学2年生時)。 キャリア初となるオールCCAAファーストチームに選出。1試合平均14.2点を記録するとともに、トータルリバウンドでCCAAで7位(165)とブロックで3位(31)にランクイン。2月1日のカルステートサンバーナーディーノ戦でキャリアハイの26点を記録し、ブロンコスがコヨーテズに88-68で大勝。12月14日のハンボルト州立大学戦と2月15日のSF州立大学戦でダブルダブルを達成。
2014-15シーズン(大学3年生時)。 オールCCAAファーストチームとオールウェストリージョンセカンドチームに選出。フィールドゴール成功率でCCAAで5位(52.5%)、1試合平均13.4点、5.9リバウンドを記録。ブロンコスのディフェンスが全国で2位の評価を受けるのに貢献。12月22日のUCサンディエゴ戦でシーズン最高の24点を記録。シーズン中にダブルダブルを4回達成。
2015-16シーズン(大学4年生時)。 30試合出場、30試合先発、30.2分、16.9得点、7.4リバウンド、1.8アシスト、0.8スティール、1.5ブロックシュートを記録した。
プロキャリア
ウニ・リーゼン・ライプツィヒ/ドイツ・プロBリーグ(2016-17)
2016-17シーズン。 ドイツのウニ・リーゼン・ライプツィヒでプレイ。
東京エクセレンス時代/B3(2017-20)
2017-18シーズン。 東京エクセレンスに所属し、日本リーグデビューとなった。チームは21勝11負の2位であった。 62試合出場、28試合先発、23.98分、17.24得点、8.68リバウンド、2.53アシスト、1.27ブロックシュートを記録した。
2018-19シーズン。 59試合出場、59試合先発、31.95分、22.39得点、9.98リバウンド、4.90アシスト、0.98スティール、2.17ブロックシュートを記録した。 B3年間MVP[1]およびブロックショットリーダー(2.17)となった。 チームは32勝4負でB3優勝及びB2昇格となった。
2019-2020シーズン。 45試合出場、45試合先発、33.96分、23.87得点、10.02リバウンド、6.27アシスト、0.93スティール、1.76ブロックシュートを記録した。 新型コロナウイルス感染症の影響でクラブ間で協議を重ねた結果、シーズン途中でライアン・ステファン選手と共に帰国することになった[2]。 チームは21勝26負と全体10位であったが、新設される予定のアリーナが建設計画見直しのためホームアリーナ確保が困難となりライセンス不交付によるB3降格となった。
京都ハンナリーズ時代/B1(2020)
2020-21シーズン。 外国籍選手追加契約ルールを活用し、京都ハンナリーズと短期契約を締結した[3][4]。 合流が遅れていたレイヴォンテ・ライスとジャスティン・ハーパーのリーグ登録完了に伴い、契約解除となった。 自身初のB1は、4試合出場、4試合先発、34.00分、21.00点、8.25リバウンド、2.00アシスト、1.50ブロックシュートを記録した。 チームは21勝36負の総合15位であった。
福島ファイヤーボンズ時代/B2(2021)
2020-21シーズン。 2021年1月16日に福島ファイヤーボンズと契約を締結した[5]。 28試合出場、27試合先発、31.04分、20.39得点、8.36リバウンド、5.04アシスト、1.14ブロックシュートを記録した。 チームは、27勝31敗で東地区8チーム中6位(リーグ全体10位)であった。
アイシン・アレイオンズ時代/B3(2021-22)
2021-22シーズン。 アイシン・アレイオンズ所属。 48試合出場、46試合先発、29.85分、20.06得点、7.94リバウンド、4.04アシストを記録した。 チームは30勝18負で6位となった。 また、アイシン・アレイオンズは当シーズンを最後に活動終了となった。
横浜エクセレンス所属時代/B3(2022-23)
2022-23シーズン。 横浜エクセレンスに復帰した[6]。 52試合出場、52試合先発、28.33分、19.10得点、8.58リバウンド、4.25アシスト、1.27ブロックを記録した。 二回目のブロックショットリーダー(1.27)となる。 チームは40勝12負で5位でレギュラーシーズンを終え、プレイオフは3位となった。
さいたまブロンコス時代/B3(2023-24)
2023-24シーズン。 さいたまブロンコス所属[7]。 44試合出場、43試合先発、32.30分、17.07得点、8.70リバウンド、4.41アシスト、1.25ブロックシュートを記録した。 チームは、34勝18負の4位でレギュラーシーズンを終え、プレイオフでは初戦で5位の徳島ガンバロウズに敗退した。
しながわシティ時代/B3(2024-25)
2024-25シーズン。 しながわシティに所属[8]。 2024年10月13日の徳島戦にて26得点14リバウンド8アシストで86対72で勝利に貢献し、eurobasketofficialによるplayer of the weekに選出された[9]。 2025年1月17日の立川戦にてBリーグ通算300スティールを達成した[10]。 2025年1月26日の香川戦にて13得点、12リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成した[11]。 2025年2月22日の埼玉戦にてBリーグ通算7500得点を達成した。 2025年4月5日の岐阜戦にてBリーグ通算3500リバウンドを達成した。 レギュラーシーズン51試合に出場し、平均19.06得点、9.47リバウンド、5.55アシストを記録した。 B3.LEAGUE 2024-2025 Season アシスト王(5.55)を獲得した。 チームは23勝29負の10位であった。
主な記録
NCAA DII
- CCAA All-First Team - 2014, 2015, 2016
- NABC All-District West First Team - 2016
- NABC All-District West Second Team - 2015
B3リーグ
- B3.LEAGUE 2018-2019 Season 年間MVP
- B3.LEAGUE 2018-2019 Season ブロックショット王(2.17)[12]
- B3.LEAGUE 2022-2023 Season ブロックショット王(1.27)[13]
- B3.LEAGUE 2024-2025 Season アシスト王(5.55)
Bリーグ・スタッツ
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B3 2017-18 | 東京EX | 62 | 28 | 23.98 | 58.1% | 23.6% | 64.4% | 8.68 | 2.53 | 0.68 | 1.27 | 2.19 | 17.24 |
B3 2018-19 | 東京EX | 59 | 59 | 31.95 | 61.1% | 26.2% | 70.4% | 9.98 | 4.90 | 0.98 | 2.17 | 3.36 | 22.39 |
B3 2019-20 | 東京EX | 45 | 45 | 33.96 | 55.6% | 29.8% | 72.1% | 10.02 | 6.27 | 0.93 | 1.76 | 3.56 | 23.87 |
B1 2020-21 | 京都 | 4 | 4 | 34.00 | 59.3% | 12.5% | 61.9% | 8.25 | 2.00 | 0.00 | 1.50 | 2.25 | 21.00 |
B2 2020-21 | 福島 | 28 | 27 | 31.04 | 56.3% | 30.0% | 66.3% | 8.36 | 5.04 | 0.79 | 1.14 | 3.00 | 20.39 |
B3 2021-22 | アイシン | 48 | 46 | 29.85 | 59.9% | 29.3% | 72.4% | 7.94 | 4.04 | 0.77 | 0.60 | 2.83 | 20.06 |
B3 2022-23 | 横浜EX | 52 | 52 | 28.33 | 65.4% | 29.0% | 66.5% | 8.58 | 4.25 | 0.87 | 1.27 | 3.21 | 19.10 |
B3 2023-24 | 埼玉 | 44 | 43 | 32.30 | 60.3% | 22.0% | 65.1% | 8.70 | 4.41 | 0.55 | 1.25 | 2.64 | 17.07 |
B3 2024-25 | 品川 | 51 | 50 | 34.10 | 53.0% | 30.6% | 63.8% | 9.47 | 5.55 | 0.90 | 0.82 | 3.75 | 19.06 |
海外リーグ・スタッツ
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016-17 | Uni-Riesen Leipzig | 20 | 18 | 33.5 | 60.4% | 30.0% | 60.6% | 9.1 | 1.6 | 1.1 | 1.3 | 2.5 | 20.6 |
カレッジ・スタッツ
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012-13 | カリフォルニア州立工科大学ポモナ校 | 31 | 3 | 20.8 | 57.6% | 26.3% | 62.8% | 3.1 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 1.3 | 8.6 |
2013-14 | カリフォルニア州立工科大学ポモナ校 | 29 | 28 | 27.8 | 56.5% | 38.5% | 56.7% | 5.7 | 1.5 | 0.6 | 1.1 | 2.4 | 14.2 |
2014-15 | カリフォルニア州立工科大学ポモナ校 | 31 | 31 | 28.9 | 52.5% | 27.6% | 57.9% | 5.9 | 2.0 | 0.5 | 0.6 | 2.8 | 13.4 |
2015-16 | カリフォルニア州立工科大学ポモナ校 | 30 | 30 | 30.2 | 56.9% | 22.5% | 65.4% | 7.4 | 1.8 | 0.8 | 1.5 | 2.3 | 16.9 |
人物
好きな選手とチーム
大学生時代に好きな選手だったのはドウェイン・ウェイドで、好きなチームだったのはマイアミ・ヒート(NBA)とボルチモア・レイブンズ(NFL)である。[14]
タトゥー
HUNTER×HUNTERのファンであり、キャラクターのタトゥーを入れている。[15]
デリック・フェイゾン基金
ジョーダン・フェイゾンの家族は、父デリック・フェイゾンの突然の死をきっかけに「デリック・フェイゾン基金」を設立し、AEDの普及及び心臓健康の啓発活動を行っている。この基金はカリフォルニア州のコミュニティでAEDの設置やCPR講習会の支援に注力している。ジョーダン・フェイゾンもプロのアスリートとしての活動と並行し、基金の活動に参加している。[16]
脚注
出典
- ^ “【B3】2018-19シーズン個人表彰確定のお知らせ”. B3リーグ公式サイト. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “#13ステファン選手、#40フェイゾン選手、帰国のお知らせ”. 横浜エクセレンス. 2025年5月4日閲覧。
- ^ “京都ハンナリーズ、東京エクセレンスのジョーダン・フェイゾンを『外国籍選手追加契約ルール』活用で獲得”. BASKET COUNT. 2025年5月5日閲覧。
- ^ “対 新型コロナウイルス 選手契約ルールの設計”. B.LEAGUE. 2025年5月5日閲覧。
- ^ “B.LEAGUE 2020-21 シーズン 新規選手契約(ジョーダン・フェイゾン選手)のお知らせ”. 福島ファイヤーボンズ. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “ジョーダン・フェイゾン選手 2022-23シーズン契約合意のお知らせ”. 横浜エクセレンス. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “#40 Jordan Faison選手 2023-24シーズン契約(新規)のご報告”. 埼玉ブロンコス. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “ジョーダン・フェイゾン選手契約基本合意(新規)のお知らせ | バスケットボール | しながわシティスポーツクラブ”. www.shinagawa-city.com. 2025年6月25日閲覧。
- ^ “player of the week - jordan faison”. Instagram. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “2024-25シーズン達成の節目の記録(しながわシティ)”. しながわシティ応援サイト. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “ボックススコア(香川vs品川)”. B3リーグ公式サイト. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “2018-19シーズン リーダーズ”. B3リーグ公式サイト. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “2022-23シーズン リーダーズ”. B3リーグ公式サイト. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “2015-16 Men's Basketball Roster”. Cal Poly Pomona Athletics. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “Game1 Game2 と大活躍だったフェイズ!”. X. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “AED普及への思いを語るジョーダン・フェイゾン(横浜エクセレンス) - ある日、一つの命をつなげられるために”. 月刊バスケットボールWEB. 2025年5月2日閲覧。
関連項目
外部リンク
- ジョーダン・フェイゾン (@faison_40) - Instagram
- ジョーダン・フェイゾン公式
- ジョーダン・フェイゾンのページへのリンク